ホッソ

トゥルーマン・ショーのホッソのレビュー・感想・評価

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)
3.9
プライバシーや人権にうるさいアメリカ産の映画でこのような、1人の人間の一生を晒し者にする番組をテーマとして扱ったのは、当時のテレビメディアの視聴率のためなら何でもやる、一瞬のモラルの崩壊への皮肉なんだなって思いました。
最初らへんは一緒になって見ていた視聴者も後半手のひらを返したように主人公の脱走を応援してるのって、大衆は簡単に扇動されるってことを伝えたいのかなって感じましたね。
でも、人間は愚かで扇動されやすいけど、正しい心も残ってるんだよっていう明るいメッセージ性のある映画だったと思います。
テレビの中のテレビのようなメタ発言系の映画では、よくできてる部類かと。
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