このレビューはネタバレを含みます
設定が、たいへん凄い
この思い付き、いつか現実でやられてもおかしくないかもしれないと思わされた
見始め感じる違和感がだんだんとしっかりと感じられてきて、主人公の気づきとともに疑いを持ち始める
最初はどちらが本当か区別つかないようなあたりもすてき
この行いが最後に語るように、1人の恵まれない人の幸せにつながるのか
その人の人生を奪っていることにはならないのか
主人公トゥルーマンの生涯を皆が観ている。
世界は操作され、トゥルーマンを中心に回り、皆が自分を知っている。
友人が「君に嘘はつかない」と言ったシーン、このセリフを言わないでくれないかと思ったけれど、指示に従った場面は印象的
トゥルーマンの味方でいたい気持ち、少しはあったんでしょうか、、
ラストのシーンがとても好き
皆はトゥルーマンの決断に大喜びしていたが、そのトゥルーマンが離れると決めた世界のことを知りながらも楽しんで見ていた観衆は矛盾しているような、それに気づいていない皮肉のような、、
子が卒業していくまでを見届けた、というならわかる終わりだけれど
見終わってみて、たいへん気持ちがすっきりとした。
再度観たい映画ですね