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真夜中までのnakashunkiのレビュー・感想・評価

真夜中まで(1999年製作の映画)
3.5
ハイビジョンやBlu-rayに見慣れた目からこのDVDの画質の悪さはいかがなものか?
と最初は若干気になっていたものの、
しばらくするとやはり相米慎二や岩井俊二のカメラやってた篠田昇だけある、夜の撮影が楽しめる映画好きのための映画だ。

こだわりは小道具とまで行き届いており、
トランペットやクライマックスのネオン管照明屋上場面など
数々のハリウッドでやり尽くされたがニヤリとする美味しいシーンてんこ盛り。

ただやたらとタバコにこだわり、主人公がハイライト吸ってるとか時代錯誤なまでのセンスかっこいいと思ってやってるなら若干ずれてる。

やはりジョン・ランディスの「眠れぬ夜のために」が大好きだった、映画見まくってた時代をふと思い出し
音楽へのこだわりと共に
やっぱ好きにならざるを得ないタイプの作品。

追記)
ギャンブル小説の名作原作の「麻雀放浪記」、キョンキョン主演のアイドル映画「怪盗ルビィ」と、どちらも和田誠の演出力以外に強い引き要素があったが、
今作は?
なんか和田誠のセンス演出力ではどうにもならんとこあったかも。
あとカメラ動きすぎない?演出と相性悪いような気がする。
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