アラシサン弐

キャリーのアラシサン弐のレビュー・感想・評価

キャリー(1976年製作の映画)
3.7
全部がキャリーの覚醒までの前フリ。
胸糞なのにカタルシスを感じる。

この胸糞の正体は、地味で目立たないような子が学校にも家にも居場所がなくなった結果、何か重大な事件を起こして「あいつはいつかやると思ってました」みたいな証言がでるニュースを見たような感覚だと思う。

何が起きるか容易に想像がつくのに、ギリギリでスローモーションの演出で焦らしたりジェットコースター上り途中を体感させるようなドSさがある。

ナプキン投げつけられたり本でしばかれながら宣教される姿を事前に見せられてるから、炎の前で開眼する姿に倫理観を捻じ曲げた快感を感じるのよな。
アラシサン弐

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