観た気になってたけどちゃんと観たことはなかったシリーズ!
やはりデ・パルマ先生は御趣味が悪い。観客全員にこの後何が起こるのか理解させたうえで、ステージへと歩くキャリーの笑顔を感動的な音楽と共に見せてくれる。どんな気持ちで見たら良いのか分からないが、この言語化不能の感情こそが「映画」というもの。
直後のシャイニング爆発シーンも、ぶっ殺された中には、醜悪さに肉がくっついて動いているような生ゴミもいれば、責任はあるかもしれないが"いい人"もいれば、ただプロムを楽しんでいるだけの人もいて、爽快感だけを与えないのが素晴らしいあたり。
『ミッドナイトクロス』とかでもあった2分15秒のぐるぐるカメラは、酔うので普通にやめてほしいが、嫌いになれない自分もいる。
この頃のジョン・トラボルタ、どこがいいのかミリも分からんな。今は超超超かっこいいが。