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エビータのMiYAのレビュー・感想・評価

エビータ(1996年製作の映画)
4.0
アンドリュー・ロイド・ウェバーの楽曲が素晴らしい。マドンナがしっとりと歌う曲も良いですが、ロック調のミュージカルナンバーの魅力が光り、アントニオ・ヴァンデラスの歌唱のほうが印象に残ります。

エヴァ・ペロンという人物もドラマチックな人生を生きた興味深い人物で、ドラマの訴求力の高いものでした。ここでも、狂言回しとして、マドンナが演じるエヴァに行動にツッコミそ入れていくアントニオ・ヴァンデラスの役割も光ります。

ということで、アンドリュー・ロイド・ウェバーのミュージカルでは「オペラ座怪人」に次ぐぐらいのフェイバリットですね。とても気に入りました。

実は、劇団四季のミュージカルを観劇したことがあるのですが、そのときは楽曲インパクトを感じず、期待外れの印象だったのです。ところがこの映画版の音楽は素晴らしい。たぶん、劇団四季のミュージカルは日本語の歌詞が楽曲(メロディ)の良さを殺してしまったからじゃないかと思っています。

BSプレミアム「プレミアム・シネマ」にて。
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