原作を初めて読んだのは30年くらい前か。当時は結構衝撃を受けたのですが、後年読み直したら余りに退屈で途中放棄したのでした。
古典文学であり、普遍的な部分もあれば、古臭い部分もある。ナポレオンの時代が>>続きを読む
娘と劇場にて視聴。プリキュア、嫌いじゃないので喜んでお供をさせていただきました。子どもは90分も集中力がもつはずもなく、ミラクルライトで遊んでちょうど良かったです。
悪のプリキュア(?)がヴィランと>>続きを読む
本作のテーマは「継承」。チャドウィック・ボーズマンの急逝は悲しいですが、このブラックパンサーの続編に関しては、災転じて…と言ってよいかも。元々彼には優秀な妹がいて、継承の物語の条件が揃っていたのが大き>>続きを読む
まず、深窓の金持ち令嬢の華子(門脇麦)のセレブ生活が浮世離れしててめちゃくちゃ面白い。対照的に描かれる田舎出身の苦労人の美紀(水原希子)との接点がどこで生まれるのか、ぐいぐい引きこまれていきます。>>続きを読む
もう完全にジュヴナイル映画に舵を切ってしまった感があり。宇宙人に拐われた少年を助けるか、宇宙人に降伏するかという場面で、少年が「僕たちが犠牲になります」というセリフ飛び出してびっくり。その後、その少年>>続きを読む
ジェマ・アータートン目当ての視聴。彼女は本作で映画デビュー。十分に色気があって大人っぽいのでびっくり。
なるほど、不良の学校に転入した主人公がいじめられる話か。底辺校を潰そうとする役人に抵抗する話か>>続きを読む
ホテルでベルボーイが変な客に振り回される災難な1日。別々に監督によるオムニバス形式で繋いでいくという趣向は面白いかな。
印象に残ったのは、1話目がちょっとエロかったこと、最終話の意味のない会話が延々>>続きを読む
田中絹代という女優のキャリアを通して日本映画の歴史を辿る。無声映画からトーキー、そして総天然色へ。その変遷は興味深いです。そして草創期の映画製作現場の活気と熱気が眩しい。
吉永小百合はとにかく美しく>>続きを読む
クローズド・サークルで起きる殺人事件は、アガサ・クリスティの作品世界そのもの。前作に続き、クラシカルな本格ミステリーの世界観が堪能できます。
一度描かれたエピソードを別の視点からもう一度繰り返す構成>>続きを読む
原住民に拐われた姪を取り戻すために旅に出る男。ストーリーはシンプル。
旅が6年もの長きにわたるとことは驚きですし、ようやく探し当てた姪がインディアンと同化していて帰ることを拒否されるという展開もショ>>続きを読む
ヒュー・ロフティングに名作児童文学が、ここまで中身がないファンタジー・コメディになるとは驚異です。
エディ・マーフィーの「ドクター・ドリトrル」に比べれば、まだ原作に寄せています。とは言え、ドリトル>>続きを読む
吃音症の少女の物語。何事にも消極的で友だちがいなかった少女が、心が通じる友人と歌に出会い、自分の殻を破っていく。
そういう話ではあるのですが、なかな直線的に進んで行かないところが、リアルとも言えるし>>続きを読む
去った夫を健気に待つ妻が吉永小百合、男を略奪する愛人が大原麗子、2人の女の間でフラフラする軟弱男が石坂浩二。3人とも見事な適役です。とりわけ、石坂浩二、こんなに女にだらしなくて、生活力がなくて、悪びれ>>続きを読む
シリーズ3作目。前作はさほど面白くなかったのですが、持ち直した印象。その殊勲者は北川景子さん。
謎めいた美女が登場するのは本シリーズのお約束ではありますが、彼女のファム・ファタル(運命の女)ぶりは想>>続きを読む
トルストイが旅先の駅で1人で客死したのは有名な話です。その真相を知りたくて見たのですが、ヘレン・ミレンの芝居に圧倒されるばかりでした。
トルストイの妻は「世界三大悪妻」の一人なのだとか。彼女が登場す>>続きを読む
ガメラが「子どもの味方」というキャラを確立したのが本作。ぽっちゃりの少年が良い味を出しています。
ガメラの敵は初登場のギャオス。メス光線の威力が強烈で、かなり盛り上げてくれます。
ギャオスを倒そう>>続きを読む
記念すべきシリーズ第1作。流れ者が辿り着いた宿場町で抗争に巻き込まれる。主人公の昼行灯ぶりといい、「用心棒」との共通項が多いのは意外でした。
相手側にも切れ者の用心棒がおり(実在の剣豪、平手造酒)、>>続きを読む
女一人で切り盛りするラーメン屋に流れ者の助っ人が現れる。なるほど、「シェーン」の設定なのですね。
市井の名人が集まってきて、ラーメンが改善されていくわけですが、昨今の多様化、深化したラーメンを思えば>>続きを読む
何度も見ている映画ですが、ファイナルカットは初見。ラストシーンが違うのが意外でしたね。雨の夜のクライマックスが終えた後の、明るいドライブのシーンが印象的で良かったのですが…。
それにしても、1982>>続きを読む
SFアニメ3作品のオムニバス。1作目は未来が舞台の宇宙SF、2作目は現代舞台のSFコメディ、3作目はスチームパンクと、全て作風が異なり、飽きがこない。とは言え、すごく面白いかといえば、そんなでもない。>>続きを読む
過去に罪を犯した主人公が更生して幸せを掴みかけるが、足元を掬われる。「レ・ミゼラブル」または「網走番外地」の話型か?
この女性のどこが天使? この邦題は意味不明では?と思ったのですが、最後まで見て、>>続きを読む
大映のガメラ映画2作目。
小野寺(藤山浩二という勝新似の俳優)という超極悪男が酷い所業(主人公を罠に嵌める、宝を奪う、女に暴力を奮うなど)で散々引っ掻き回してくれて、良くも悪くも盛り上げてくれるとこ>>続きを読む
エルヴィスにはさほど思い入れはないですが、ミュージシャンとしての彼の偉大さをよく理解できました。ロックンロールという音楽のオリジネーターであり、ロックが「反逆の象徴」となるきっかけを作ったのが彼だった>>続きを読む
農場の子ブタが主人公?「ベイブ」の二番煎じかと思ったら、主人公はクモ! CGがえらいリアル。シャーロットってダコタちゃんのことじゃないのかよ! クモが農場の危機を救うってどんな話だよ!
クモの巣で文>>続きを読む
15年ぶりに続編を作って何の意味があるのか疑問でしたが、ジゼルがおばさん化してミドルクライシスに陥り、さらに魔法により「意地悪な継母」になるという設定はとても上手いです。
ただ、1作目の面白さがどこ>>続きを読む
自衛隊のクーデターを描く、とてもラジカルな映画です。おまけに自衛隊がブルートレイン(←昭和だなぁ)をジャックして爆破する。そりゃ、こんな過激な映画に自衛隊も国鉄も協力するわけもない。最高です。
設定>>続きを読む
本作の予習に「ロスト・イン・ラマンチャ」を視聴済。なるほど、こういう映画を撮りたかったのか。そこまで予算がかかっているようにも見えず、やむなくスケールダウンしたのかも。
ドン・キホーテって、自分を中>>続きを読む
前半は「こんな恋愛の経験はないなぁ」とボーっと見ていましたが、後半は「既視感がありすぎるぞ」と背筋が凍る。そんな不思議んな映画です。
恋人が出会って別れるだけで、なんのギミックもない恋愛映画ですが、>>続きを読む
コブラ、懐かしいなぁ。ジャンプ黄金時代の連載も読んでたけど、子どもの頃、腕に筒をはめてサイコガンの真似をしていたものの、あまりハマらなかったな。子どもの自分には「大人読むものか?」と思ってました。ただ>>続きを読む
やや苦手な作風の映画なのですが、主演の女優2人に不思議な魅力があり、引き込まれるものがありました。肖像画の製作を通して、2人の心に少しずつさざなみが立っていく過程はそれだけで官能的です。
舞台は18>>続きを読む
清川八郎といえばは、新選組を扱った歴史ドラマや小説であれば必ず出てくる人物で、「とんだ食わせ者だな」という印象しかありません。
本作はそんな事前知識を持っていないと、かなり厳しいですね。ただでさえ、>>続きを読む
アンドリュー・ロイド・ウェバーの楽曲が素晴らしい。マドンナがしっとりと歌う曲も良いですが、ロック調のミュージカルナンバーの魅力が光り、アントニオ・ヴァンデラス歌唱のほうが印象に残ります。
エヴァ・ペ>>続きを読む
ジェシー・オーエンスの偉大さは理解しつつもも、黒人スポーツ選手が差別や貧困に負けずに異形を達成するというストーリーはやや定型的。
やはり興味深いのはベルリンオリンピックのこと。このオリンピックに参加>>続きを読む
記念すべき第1作目のガメラ映画。東宝の「ゴジラ」への対抗として企画された映画だけあって、やはり「ゴジラ」を意識した部分が見受けられます。
核兵器によって目覚めるという設定、放射能を防ぐために冷凍兵器>>続きを読む
映画を作るってホント大変なんだな。天気が安定せず撮影が進まないことに加えて、戦闘機が飛んで撮影を妨げる、主演俳優が椎間板ヘルニアになるなど、映画の中のような出来事が本当に起こる。
映画の撮影が頓挫し>>続きを読む
懐かしい! 子どもの頃、アニメをいつも観てたもの。谷口、丸尾、五十嵐、よく憶えてるわ。
思い入れバイアスがあるかもですが、青春映画として優れた映画だと思います。才能は全然ないけど、ひたすら努力を積み>>続きを読む