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冬物語のaoiのネタバレレビュー・内容・結末

冬物語(1992年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭のバカンスでの思い出があんまりにも美してくて、そりゃ何年も囚われてしまうわ…最初と最後だけなら、しあわせな物語ね〜と思えたけど、フェリシーがあまりにも間抜けで身勝手で、残念ながらハマりきれず。愛するひとを想い続けること、誰にも縛られずに生きること、強くて美しいけど、そこに子供が絡んでしまうと途端に無理になってしまう。思うがまま過ぎる女も女だし、それに振り回されっぱなしの男も男だし、ウウとなる。けど、彼女の天然の哲学的思考にやられちゃうんだろうな。予感を信じて、関係をキッパリと絶てるのは素晴らしい。恋人も家族もみんな優しくて良かったね。終わり良ければすべて良し、と思いたい。他の季節の作品に比べて、陰鬱な空気感が画面に滲んで、冬を感じられる。嬉し泣きよ。
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