冬物語の作品情報・感想・評価

「冬物語」に投稿された感想・評価

シェイクスピアの悲喜劇に着想を得た全く別物の奇跡。フェリシーの自由過ぎる恋愛観もご都合主義的なラストも、人物描写の深堀りや丹念に練られた台詞の駆け引きがあってこそ引き立つ。「私は存在しているの。曖昧だけど、存在している」

ロメールの恋愛劇に幼い子どもが深く絡むのってこれが初めてじゃないか?それこそ妖精のように可愛い
mare

mareの感想・評価

4.0
年が暮れゆく冬のしっとりとした映像美とは裏腹に破天荒な恋の行方が描かれ、前作の春のソナタとは対照的に1人の女と3人の男の物語。単純な男女関係だけではなく母と娘の物語でもあるがこの一人娘がとにかくベリーキュートすぎてヤバい。そして主人公の女と母の信念にフォーカスしてるがこの我儘な気分屋っぷり故、2秒であらゆる価値観が逆転していくから男からしたら溜まったもんじゃないだろう。でも会話劇としてはむしろ痛快に映ってしまうからこれまた不思議。四季の物語共通なのだろうか、終盤の急展開っぷりが気分を高揚させ素晴らしい畳み掛けを見せる。わずか一週間ばかりの奇跡の繰り返しに心掴まれ、視点の違いで物語の印象も大きく変わるのが面白い。
qwerty6

qwerty6の感想・評価

4.0
referring to the Comedy
《The Winter's Tale》(1610)
by Shakespeare
kohei

koheiの感想・評価

4.2
好きな人の家に行ったら知らない人がいっぱいいる(2度)。それやよな。
LeShinji

LeShinjiの感想・評価

5.0
劇中劇として使われているシェークスピアの『冬物語』に負けず劣らず、奇想天外というか、真実らしさの点からすると「⁈」となる展開です。
ロメールの作品で意外などんでん返しが多いのは、ロメールの登場人物に対する、無関心さとさえ言いたくなる、距離感によるものだと思います。たとえそれが感動的などんでん返しであろうとも(例えば『緑の光線』のように)。それが彼の作品の大きな魅力であることはいうまでもありません。
容易に予想出来てしまうオチにも感慨深くさせられる。それでいて、圧倒的ご都合主義で最後までロマンたっぷりにも関わらず、さらっとクレジットに持っていくのは好印象。エグくないホン・サンス感。
ni

niの感想・評価

4.0
あれ今までの何だったの、とすら思わない、もはや、ああこれでいいんだ、という気持ちになるfacebookの名前検索もない時代の偶然。
Jimmy

Jimmyの感想・評価

4.0
エリック・ロメール監督作品を観たさに、DVD購入しての鑑賞。

美しい映像、そして意外な物語展開を見ながら感動もあり、なかなかの佳作であったと思う。

物語は、夏のブルターニュで恋に落ちた男女が、住所を正確に伝えきれず離ればなれになってしまった運命の恋人たち。
この作品は、エリック・ロメール監督の<四季シリーズ>の2作目。
真冬のパリとその近郊ヌヴェールが舞台であるが、海辺で幸福な出逢いと恋愛風景が描かれて、突然、5年後に話が飛ぶ。何の説明もなく。
すると女性は子供を育てており、その子供(娘)は5年前に恋愛した彼氏の子供だとは想像つくのだが、5年後に付き合っている男は別の人。
この意外な展開が進んで行って……。

眼が離せない映画であり、「今後できる限りエリック・ロメール監督作品は観ることにしよう」と再認識させられた。
あ

あの感想・評価

-
90年『ヌーヴェルバーグ』で「愛というものは、愛以上のものなんだろうね」と言ったゴダールに、翌々年の92年「冬物語」で応えたロメールという矢印が見えてくる。大事に大事に持っていた感情は知らないうちに血となり脈となり、例えあの頃に戻れなくとも、何か宿命を持った道がいつか交わる。ラストの多幸感たまらん。
常軌を逸したご都合主義っぷりに笑ってしまう。
1億分の1くらいの確率な出来事を矢継ぎ早にぶち込んできて脳の処理が追いつかない傑作。
>|

あなたにおすすめの記事