ねこ吉

バンド・ワゴンのねこ吉のレビュー・感想・評価

バンド・ワゴン(1953年製作の映画)
3.9
エンターテイメントの凝縮!
歌と踊りと演劇が、こんなにも人の心をワクワクさせるなんて。
最初は大コケする舞台も、ドタバタと作り上げる中で切り捨てられた部分にこそ真の楽しみがあるんだ!と、再起していく劇団。
足並み揃わなかった団員が、一致していく様の心地良さ。
「障害があっても、みんなで排除してきたでしょ」という台詞に、エンターテイメントの裏側の苦労と、それによって得られた多幸感が凝縮されているようでした。
観ている側は観客だけど、団員の一員になったような心地良さ。
これが「ザッツ・エンターテイメント」!
ねこ吉

ねこ吉