ゴム水

夕なぎのゴム水のレビュー・感想・評価

夕なぎ(1968年製作の映画)
4.3
心身共に病んでるエリザベス・テイラーがヒステリックに喚き散らし、最後は死ぬ。それだけの話ではあるが、下品なぐらいのエレガンスが全体を覆っていてなんかすごい。『サイコティック』でも似たようなこと書いたし『秘密の儀式』にも共通するけどこれは特にすごい、豪華な衣装と異常なロケーションに負けないリズのエグみ。プラス、流れ着いた詩人にはサムライの格好させるし、小人の守衛は凶悪だし、鳥に犬に猿までいるし、どこを切り取っても異様。Boomの説明もわかるようで全然わからんけど全く問題なし。怪作!
ゴム水

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