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春の夢のtのレビュー・感想・評価

春の夢(1960年製作の映画)
4.0
最近は狂ったブルジョワ家庭という設定だけで満足するようになってしまった。豪邸の室内が大半なのとほとんど切り返さないのでだいぶ演劇チックな印象。大広間を軸に扉の開け閉めでドラマが生まれていくのはルビッチぽいところもある。玄関が映る度流れる木下忠司の妖しい音楽。久我美子のメガネ割れ演出が秀逸。哲学青年・川津祐介が半袖半ズボンで現れる度笑ってしまう。ラストの突き放しがすごいが、ストを絡めたブニュエルぽい展開も期待してしまった。
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