久々に鑑賞。
悪党のベンを3時10分発ユマ行きの列車に乗せるまでの護送劇。男としてのプライドをかけた、男気溢れる内容やね。
無法者達の駅馬車襲撃や銃撃戦は、西部劇ならでは。娯楽作品としても十分に楽しめ、『男のあり方』みたいな熱いテーマ性には、ちょいとばかし胸に迫るものがある。
生活に困窮する家族の大黒柱ダンに、息子は白い目を向ける。そんなダンが危険な役目を担うのは、もちろん報酬が目当てではあるけれど、むしろ、『父としての威厳の再生』、『男としての生き方を息子に伝えること』が、冴えない男を危険な賭けに奮いたたせた大きな要因なんやろな。
クリスチャン・ベイルとラッセル・クロウの、善と悪、対極に位置する男達が互いに感化されて“決断”を下す終盤は胸アツ必至。素晴らしいリメイク作品。
