3時10分、決断のときの作品情報・感想・評価

「3時10分、決断のとき」に投稿された感想・評価

金のない牛飼い主として、又は
頼りない父親として護送に参加したダンが、最終的には「男」として任務遂行に挑む姿が熱い。
極端な肉体改造はないけれど、クリスチャンベイルベストアクトかもしれない!

真昼の決闘オマージュなクライマックスから終盤にかけての展開は全て激アツなんだけれど、ダンとウェイドのラストの会話がグッとくる。
「善人なんていねえ」というニヒリズムに染まり世の中の何たるかを知った気になっていたウェイドの予想を少しだけ上回るダンの告白が1番のカタルシスだ。

真の男らしさとは、暴力や権力で誰かを威圧するのではなく、地道に根を張り人間としての尊厳を貫き通す事にあると歌い上げる作品だからこそ、「牛」をめぐる戦法も最高に燃える。
誰一人として涙を流さない(目を赤らめることはあっても)のがまた良いよなぁ。
骨太な西部劇でよかった…ウェイドは根っからの悪人ではない、と思う……だからダンの父親として家族を想う姿、男として何かを成し遂げたいという意思に心が動いたのかな…。
劇中音楽がかっこいい…渋い…
TheThe

TheTheの感想・評価

3.7
以前から気になっていて、やっと鑑賞!
クリスチャン・ベイル、ラッセル・クロウの共演ということで。なんと!ピーター・フォンダだ 気づいた。思わぬ収穫で嬉しい…渋かったです。

クリスチャンはストイックで、きめ細やかなイメージ。ラッセルは余裕があり愛情を感じさせられる優しさがある。
そんな二人の個性がぶつかり合っていい空気感が伝わってきた。
内容も最後まで分からないので楽しめます。

それぞれの個性があるれる良い作品でした。
UC

UCの感想・評価

5.0
「オレには成し遂げたことが何もない…」
クライマックスの覚悟に涙が止まらない。
決して友情などではない、ただ“男”としてだけの共感。
腹を括りたい時に観て欲しい熱い映画!
655321

655321の感想・評価

5.0
1番好きな映画。

クリスチャンベールもラッセルクロウも自分自身を知ってるのが良い。
そしてここにリメイクして子供を新たに役として加えたのは本当に素晴らしい。

だからこそ、向けられた銃口からラッセルクロウは本当の敗北を知る。
2人の戦いというより2人の人生の対決の構図になってるのが大好き。

善く生きようと思わせてくれる映画。
007

007の感想・評価

4.0
個人的にはウェイドが描いていたスケッチがダンだったことが分かるシーンが好き
シズヲ

シズヲの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

護送役を志願した牧場主と悪名高きアウトロー、旅の果てに到達する二人の関係性に震える男の物語だ。ここまでストイックな大作西部劇が21世紀の本場アメリカで作られていたことに何だかしみじみしてしまう。古典西部劇のリメイクではあるけど、ポストマカロニ的な乾いた世界観をいかにも現代風の撮り方で映し出している。全体的にアクは控え目なので西部劇初心者にも見やすい、かも。

基本的には渋い空気なので序盤~中盤は地味な展開が続くし、旅と言ってもロードムービーと呼べるほどの情感や雄大さがある訳でもない。演出面でも際立った魅力は感じられなくて、良くも悪くも終始に渡って安定した作風を保ち続けている印象。それでも登場人物のドラマとそれを演じる役者の魅力、終盤の展開はずば抜けて素晴らしいんだよな。特に飄々とした複雑な人物像を持つ悪党のウェイドは、ラッセル・クロウの好演も相俟ってキャラの立ち方が秀逸。クリスチャン・ベイル演じる牧場主のダンも切迫した精悍な表情が堪らなくかっこいい。

何より終盤がアツい。静かな緊迫感が張り詰める中での派手な銃撃戦には昂揚せざるを得ない。それまで微妙な距離感を保っていたダンとウェイドが強く結び付き、最終的に絆にも似た奇妙な関係性が生まれる流れが清々しい。男達の根底に根付く矜持と人間性、そして揺れ動く心情の描写は実に美しい。二人の関係性が齎したラストの余韻もとにかく良い。
りーん

りーんの感想・評価

3.8
お金のために同行したのだと思っていたら、ダンが絞り出した言葉に胸を打たれました。
良心なのか同情なのかはわからないけれど、ベン・ウェイドの心を動かしたのは間違いないと思いました。
じゅうぶん誇らしいお父さんだった…!
心身ともに削れてるけど瞳は生きてるベイルさんも、睨んだときの覇気がすごいラッセルさんもかっこよかった。
かっこいいとか悪いとか関係ない
身をもって実行しそれを見せつける
言葉でなんか届かない
ただ信じて行動するだけ
根っからの悪党さえ変えるほどの信念を持って

その志は死にはしない

自分に出来るのだろうか
言葉よりも行動で示すなんて
楽なことじゃないのは分かる
口下手な私はそうするしかない
信念など何もないが曲がったことは好きではないから
みょん

みょんの感想・評価

3.9
これは好きな映画に分類!
西部劇ってなんか登場人物に信念というか、一貫性があって好きです。


敵でも味方でも、その信念に曲がったことをした人は許さない。
その精神がカッコいい。


現代にはもうほぼないよね。


頑丈な爪も、無敵の盾も、空を飛ぶ装置も、強靭な身体もないけど、揺るぎない精神で日々生活してる。
それって1番カッコよくて、強くない?


これこそが真のヒーローで、ずっとキープするのは難しいはず。


2人は正反対の人生を送ってきたけど、実はきっとすごく似ていて、それにお互い気付いたとき、やっと他人に心を開くことができたんだと思う。


今まで誰にも話せなかった、自分の弱さとか、カッコ悪さを曝け出せたんだと思う。


ラストはあまり納得いかないけど、多く語らずにお互いを理解した結果で、あれでよかったのかなと。


ラッセルクロウも、クリスチャンベールもとても魅力的でした。
(ラッセルクロウが保安官じゃなくて、強盗だと気づくまでにかなりの時間を要しました 笑)
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