Brio

3時10分、決断のときのBrioのレビュー・感想・評価

3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)
4.1
近年の傑作。
さすがしっかりとした小説をベースにしているだけのことはある。
役者も秀逸。キャスティングもいい。

しかしながら、日本語タイトルを適当につけるのは本当にやめてほしい。
日本語タイトルの「3:10に決断する」みたいなミスリードはセンスなさすぎ。これだと映画を見ていて、決断の時がもうすぐ来るという風に思ってみてしまう。実際には揺れ動くのは3:10の遥か前で、その後のストーリーこそこの映画のクライマックスシーンだ。そもそも決断はこの映画の重要なテーマじゃない。
このタイトルのせいで、あれまだ続くの?この後に大きな決断がまだあるの?とせっかくの名作が楽しめない。

普通に「3:10発ユマ行」でいいじゃないか。
これ、日本向けの美学映画だよ。タイトル付けた人は戦犯だね。
Brio

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