マト

3時10分、決断のときのマトのレビュー・感想・評価

3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)
2.6
ラッセル・クロウにクリスチャン・ベイルの演技、息子役のローガン・ラーマンもよかった。終始悪党ウェイドのペースで進むジリジリとした展開も惹きつけられる。が、しかし…終盤のクライマックスシーンがまったくピンとこない。
ダンが父親として夫として男として貫きたいものがあるってのはわかる。そのことにウェイドが共感したってのもわかる。だからといってあのウェイドの心変わりは突飛すぎやしないか?
いくらダンにシンパシーを感じたからといって、それが自分を救いにきた部下をも皆殺しにするほどの理由に本当になり得るのか。自分にはその心理が到底理解できない。ましてやウェイドが漢だなんてとても思えない。
それまではのめり込んで観ていたけれども残念ながらこのラストで一気に興醒めしてしまった。
マト

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