MayumiM

グッドナイト&グッドラックのMayumiMのレビュー・感想・評価

4.3
1950年代のアメリカが舞台ということで、全編モノクロなうえにセットを当時のチープ的な風合いで整え、しかもカメラワークも昔懐かしい雰囲気を意識したオマージュ満載の満載の一作。
内容は共産主義排斥のリーダーであるマッカーシー上院議員に一石も二石も投じるニュースキャスターの物語で、現代のテロに対する過剰反応を諌めつつ、"戦えマスコミ!"と焚きつける意味もあるのでは……と思ったり。途中、エド・マローとマッカーシーの弁論大会になったところは少しダレる印象はあるものの、小物や空気をうまく活かした緊張感はナカナカの味わい。

ジョージ・クルーニーやロバート・ダウニー・Jr.といったメジャー系が控えめな配役だった辺りも好感。
イヤ、デヴィッド・ストラザーンもメジャーといえばメジャーだけど (笑)。
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