グッドナイト&グッドラックの作品情報・感想・評価・動画配信

「グッドナイト&グッドラック」に投稿された感想・評価

kich

kichの感想・評価

3.0
ジャズ、白黒、煙草、ネクタイ。おしゃれ。個人的にテレビにはもはやなにかを期待していないのでワ〜とはならないけれど。ロバート・ダウニー・Jrとこっそり社内婚したい。
官邸vs検察の闘いが宴たけなわの今、『バイス』に続いて観るべきはこれだっとまた観た。時期が時期だけに胸に迫る。実際のマッカーシー映像をふんだんに使い、出来るだけ映画の虚構で済まないよう、赤狩りという魔女狩りの実際を伝えようとしているのがわかる。なんというかっこいいジャーナリズム魂。アメリカの阿部寛、熟女泣かせの伊達男ジョージクルーニーをこの脚本監督に駆り立てたのはやっぱり危機感だろう。日本の伊達男阿部ちゃんが安倍ちゃんに闘い仕掛けるはずもなく『新聞記者』に続く作品も出てこない日本。全てのマスコミメディア人が今観るべき映画だと思う。ちなみに『バイス』が現日本の状況とあまりに似てたもんで次の総理にはオバマみたいな人がなるのかな?とちょっと盛り上がり、てことはその次はトランプみたいなのがなるのか!と盛り下がり、日本のトランプって誰よ?…ホリエモン?うわなんかめんどくさ!と色々忙しかった。
これほどまでに真剣に国のあり方そして将来について考えられる人間が、今どれだけいるだろうか。

耳障りのいい言葉だけを聞き、考えることを止め、やっかいなことから目を背けてしまったら、メディアはただの機械になってしまい、人はただの動物になってしまう。監督ジョージ・クルーニーが、50年代の赤狩りを通して、現代に警鐘を鳴らす。


報道機関としての使命を胸に圧力に立ち向かう、デヴィット・ストラザーンとジョージ・クルーニーが最高にかっこいい。
静かで、でも内に秘められた熱さを感じる作品。
燻らせたタバコとジャズミュージックが、モノクロの世界を盛り上げる、渋くてダンディな大人の雰囲気漂う良作。
アメリカ‘50年代冷戦時にあった共産主義ヘイト、いわゆる「赤狩り」マッカーシズムに報道番組で対峙したキャスターのノンフィクション。

細部までこだわっており、モノクロが更にリアリティを増していた。

最近ではフェイク動画など、圧倒的に巧妙な情報操作などの存在があり、個々の倫理観が大きく問われる為、こういう作品がスタンダードになることは大事。

タバコ「シュバー!」吸いすぎのニコ中マロウ。
ヴぇる

ヴぇるの感想・評価

4.3
まず最初に言いたい事は今作が広く認知されておらず評価もそこまで高くない事、これ自体が今作が危惧し懸念していた自体なのだと感じざるを得なかった。

今作は報道と敵との戦いだが、政治的パフォーマンスや妨害工作は一切ない。ただ言葉による応酬であり、その全てが的を得ている。
シックな雰囲気な中クレバーな言葉選びと共に伝えるべき信念を貫き戦う魂の感じとれる傑作だ。特質すべきは3月9日の放送内での言葉の数々だろう。淡々と訴える一言一言の重みは他に類を見ない。

欠点らしい所は一切なく、92分という社会派作品としては短いが美しさすら感じるほどにまとまっている。加えて映像技術はなめらかに陰と陽を映し出している。

また、フィクション部分はほとんどなく実話と言っていいレベルだろう。実際の映像もありこの物語の奥行を感じる。

社会派モノの映画としては非常に優れており見事な作品だ。願わくば今作が1人でも多くの人に周知されることを期待している。
オシャレで落ち着いた雰囲気の映画なので何度も見ることができて、アメリカの歴史の一端を勉強できました。
歴史をわかった上で見てみると、上映中ずっと、登場人物に、ほとんど恐怖と言っていいほどの、緊張の糸がピーンと張っていて、当時のジャーナリストたちの息苦しさが、文字通り部屋に蔓延するタバコの煙と、モノクロ映像という重圧的な演出で、見ている側の胸を押しつけて来ました。

今日のジャーナリズムや媒体を使用する上でも、時に自分が大切なことを忘れてしまったときに、一度この映画に戻ってみると、一つの指標となってくれます。

この人たちのお陰で、発言、思想の自由があるのだと、感謝感謝です
モノクロに映えるたばこの煙の揺らめき

マロー氏の考えからすると、うちの国のテレビ業界は終わってますね…
みーる

みーるの感想・評価

3.5
ジョージ・クルーニー監督作品で、本人も出演してます。
赤狩り時代、実質的に報道規制がなされてた頃に真っ向から斬り込んだ実在のキャスター、エド・マローの話。
アメリカだと有名なのでしょうが、私は知らなかったので、これだけ把握しておくだけで、内容がかなり分かりやすくなりました。

デヴィッド・ストラザーンがご本人そっくりなのもびっくりだし、エド・マローという人間が格好良過ぎた…。今こういう人いないよ…。
ジョージ・クルーニー監督作って、エンタメではありながら根底に深いテーマがしっかりあるなと。
役者としてより監督としての方が好きだな。
げざん

げざんの感想・評価

3.5
渋い。カラーでも十分渋いストーリーだと思うが、白黒なのでより一層渋さが出てた。
実話を基にした話らしいが…なんとも言えない。
snatch

snatchの感想・評価

3.7
このジャケット写真にも見えるくゆるタバコの白い煙りがすごく印象的な映画でした🚬1950年代のアメリカを描いたモノクロ映画ですが2005年の製作で、脚本監督はジョージ・クルーニー‼︎ 俳優業以外もするのですね😮知らなかった‼︎🤩
これも報道とは、公平さ正しさ真実を国民に知らせるというその使命を描いた誇り高き作品です📺
デビッド・ストラザーンさん演じるニュースキャスターが、当時吹き荒れた赤狩りの首謀者マッカシーへ、堂々と、局の上層部やスポンサーの圧力を受けながらも、怯まずに真っ直ぐ斬り込んでいく姿勢が、こんな報道人も実在したんだ…と驚き感服する。そして、その自信の満ちたなめらかな低い声と御顔が渋すぎる、カッコ良すぎるだろう〰🤩
また黒人女性歌手の歌声が最初から最後まで映画の中で響き、それにモノクロの映像が流れていくという美的なフィルム映画のように作られています。
社会的メッセージなのに、ちょっと美しく作りすぎ感が否めない気持ちも抱くが…
報道のあり方が検証できる映画を観ると、政治や国民の過ちが、今でも表現できない作れない国もあるな……と思ったりもする。
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