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グッドナイト&グッドラックのtulpenのレビュー・感想・評価

4.5
これはもうマロー役のストラザーンの独壇場。
かっこいいったらない!!

冷徹で聡明、感情の起伏が表に出ない男、深い陰影のある美しい骨格の顔。
しかも、あのスーツの着こなしの美しさ。たまりません!

それに、番組スタッフを演じる役者たち。 50年前にいただろうっていうクセのある顔をよくこれだけ揃えたもんだ。
今回は脇に回ったクルーニーは眼鏡をかけてその雰囲気を出していた。

こういう映画を観るとやはり男は顔だ!と思ってしまう。
「男の顔は仕事場で作られるもんだ」 という台詞に納得!

余談ですが、
歌手・ダイアンのバックバンドに故・ローズマリー・クルーニー(クルーニーの叔母さん) のバンドメンバーを起用していたそうです。
細かい所にも愛があっていいね。

全編モノクロの映像は美しかった。
だけど、字幕が観づらくて参った・・・。 黒いところ黒いところと探しあぐねるように出る字幕に戸惑いっぱなし(白いシャツが多かったから仕方ないけど…)


静岡シネギャラリーにて。
2006.6/11 (48本) 通算900本目
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