いや〜本作の背景が語られるアバンに開始一分たたずして十字架に張り付けられた画にインパクトあるし、
序盤から不気味な土蜘蛛の精と謎の黒い覆面が一気に出てきてこんなの惹かれないわけないじゃん。
横溝正史原作の時代劇は初めてだったけど横溝作品らしく娯楽性もしっかりある時代劇サスペンス。
謎の集団を目撃したところから藩と謎の集団の大事件に巻き込まれた役者くずれの町人の文七を中村錦之助が演じる。
一応ミステリらしい作りなのもあって文七が謎の集団を追いかけたりあと途中で家族も巻き込まれたりと見応えあるけど、ただ流石に横溝の代表格である金田一シリーズみたいなインパクトの強いトリックとかはなかったかな。
でも全体的に楽しめた一作だし、それに時代劇らしく待ちに待ったといわんばかり中村錦之助が大勢を相手に刀を振るう姿は爽快だしかっこよかった(小並感)
