瀬々

デッドゾーンの瀬々のレビュー・感想・評価

デッドゾーン(1983年製作の映画)
4.0
交通事故により5年の歳月を失い、超能力を得た男の話。
望まない超能力を得ることで、周りの人々の気持ちが離れていく様がつらい。事件解決してもどこか報われなくてつらい。

「僕はまともだ」
切実な思いなのだけど、周りからすればこの台詞が出てくる時点でイカれているわけで…。

ウォーケンの哀愁漂う演技と、時折見せる優しい表情は流石です。そして彼が優しく誠実であるほど、不条理さが際立つ。
どれだけ元に戻そうとしても、一度歪んだ歯車は二度と噛み合わない…切ない映画です。
瀬々

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