デッドゾーンの作品情報・感想・評価

「デッドゾーン」に投稿された感想・評価

 事故によって
 超能力を
 手にした男の哀しき物語。

 ええぃァァァァ! 

 ラスト最高すぎやしませんか?!

 これはザ・フライと並びますねぇ。

 まず、主演のクリストファー・ウォーケンさんのあの自然な演技がグッとくる!!

 ファンになりましたわ!

 クローネンバーグさんの変態性は今回は結構抑えめ。 ちょっと血と乳が出たくらい。

 ただただ あるのは、超能力を手にしたことによる苦悩と葛藤。

 そして哀しき運命。

 個人的にはザ・フライより好きかも。
 
NESS

NESSの感想・評価

3.8
大好きなクリストファー・ウォーケン主演、スティーヴン・キング原作、デイヴィッド・クローネンバーグ監督という鉄壁の布陣。同監督の名作「スキャナーズ」と同じ超能力者がテーマですが、こちらはグロくないです。しかし話がよくできてるなあ...すごい。

まず、最初のジェットコースターのシーン最高じゃないですか?こういう一見無駄なシーンが作品の個性を決定づけると再確認。超能力を持ったが故の悲しい出来事が主人公ジョニーを襲います。そして気づけば思いもよらぬ展開に。

この映画を観れば無邪気に笑い、怒り、泣き、葛藤するクリストファー・ウォーケンが観れるでしょう。
もやし

もやしの感想・評価

4.9
スティーヴン・キング原作、デヴィッド・クローネンバーグ監督。

面白い。最後めっちゃ泣けました。



ある日交通事故に遭ってしまった主人公。
目覚めたら何と5年も経っていた…
当時の恋人はすでに別の男と結婚。仕事も当然失った。足の筋肉もなくなってて大変なリハビリ。

何もかも失ってしまった主人公だが、人の手に触れるとその人に関する重大なヴィジョンが見えるという超能力を身につけていた。



最初の方は、超能力のおかげで生活には困らなそうだし、正直最強じゃね?と思ってたけど、超能力を持つということが如何に大変かってのが丁寧に描かれる。

憂鬱を背負った主人公だけど、それが人と通じることに繋がってたりもして、何とも優しい。



終盤にいくにつれ、この能力があるが故の決断を迫られる瞬間が増えてきて、わーキツいってなる。
そして収束していく必然のラスト。
泣けたなあ…
McQ

McQの感想・評価

3.6
物や人に触れる事で断片を読み取るサイコメトリーとはレベルが違う!彼が身につけた能力は過去も未来も見えてしまうという神レベルの能力である。別に見たくもないのに〝見えてしまう〟ばっかりに平凡な筈の彼の人生は180度方向転換するのであった。事故から目覚めたその時から、、

望まずして与えられた使命と、それに伴う代償は計り知れず、なんともやるせない気分にさせられた。泣けてくる。

この役柄にはグッと来たけど、、
剛毛なんだろうか、、ヤンチャ坊主みたいな髪型のクリストファー・ウォーケンだった。(どうでも良い事だけど、最後まで髪型が気になった)新鮮ではあるけど、ファンとしてはシブい役柄の方が好きだなぁ、、
悲しい映画だけれども人は誰しも生まれながらにして役割を持っていると思える映画
今まで見た映画のリストを作っています。レビューは後で記述します。
なんて悲しい話なんだ……。
もっとハラハラ、ドキドキ、怖くてグロいのを想像していたのだけど、全然違った。

事故で5年間の昏睡状態から目覚めると、人の手に触れるだけで、その人の過去や現在、未来などが見えるようになった男の孤独と悲しみ、苦悩と誇り。

ジャケ写を見て、なぜか主演がマイケル・ダグラスだと勝手に思いこんでたけど、クリストファー・ウォーケンだった(o_o)
実に憂いのある素晴らしい演技でした。

クローネンバーグ監督なので、ヌメヌメした変態っぽさや、グロテスクな描写があるのかと思いきや、そうでもなかった……。ハサミでグッて死ぬところくらいですかね。
とても分かりやすくて、あっさり風味でした。
終わり方も好き。

しかし……恋人が昏睡状態になって、3年くらいで他の人と結婚して子ども産んで、さらにちょいと思わせぶりにやってきて、幸せそうに赤ちゃん見せるってなんだかなぁと思ってしまった(´-`)
cheeky

cheekyの感想・評価

4.0
ずっと観たかった作品。
交通事故により5年の歳月を失い、超能力を得た男の話。
望まない超能力を得ることで、周りの人々の気持ちが離れていく様がつらい。事件解決してもどこか報われなくてつらい。
「僕はまともだ」
切実な思いなのだけど、周りからすればこの台詞が出てくる時点でイカれてるんですよね…。
ウォーケンの哀愁漂う演技と、時折見せる優しい表情は流石です。そして彼が優しく誠実であるほど、不条理さが際立つ…。
どれだけ元に戻そうとしても、一度歪んだ歯車は二度と噛み合わない…切ない映画です…。
交通事故により五年の昏睡状態から目覚めたジョニー(クリストファー・ウォーケン)には、ある能力が覚醒していた…。

事故前に付き合っていた女性とは結婚を誓った仲だったのに、五年の間に別の男と結婚していた。
「君にとっては五年前でも
     僕にとっては昨日なんだ」
…セツナイ
さらに、生後10か月の子供を連れてジョニーの元に遊びにやってくる元カノ。
家族ごっこのようでツラい…。

覚醒した能力によって苦悩する男を演じるウォーケンの病んだ表情や辛そうな歩き方、ときおり見せる優しい表情が巧い。

能力を持った映画にしては地味だが、そこが抜群に良い。
五年間がぽっかり抜け落ちてしまった人生に、望まない能力…「消えてしまいたい」と思い人生に意味を見出だせない中、見つけた自らの役割に彼が出した答えと結果。ラストの晴れやかな顔がとても印象的で余韻を残す。

後半の上院議員とのストーリーは『タクシードライバー』を思い出させる。
未来予知の能力が覚醒してしまった男の孤独な戦いを描く。この映画の特徴としては、全編に漂ううらぶれた空気感。とにかく静かで、超能力物の前作「スキャナーズ」とは対照的に、派手な場面は非常に少なく、5年の昏睡期間から目覚め、超能力に覚醒した男の精神が如何に変容を遂げるか、それによって他人からの理解を失っていくまでの過程を丹念に描写していく。時間は残酷に過ぎ去り、結婚を誓い合っていた女性は子連れになっていた。予知能力を持った所で、彼は救われはしない。頭は痛み、足は自由に動かず、苦しみと孤独が増すばかり。そして、彼がついに自分の能力の本当の役割に気づき、行動を起こす。しかしそれは、客観性を担保して描かれる事はない。それが真の意味で"正しい"行動なのかは、神のみぞ知る。あの切ないラストは、孤独な彼の人生にもたらされた唯一の救いではなかろうか。クローネンバーグの作品でも、最も大人の諦観を携えた作品であろう。いかんせん地味だが、それが良い。
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