チッコーネ

マンハッタンの二人の男のチッコーネのレビュー・感想・評価

マンハッタンの二人の男(1958年製作の映画)
4.0
アメリカを舞台にしたフランス映画。
バディ映画のように見せておきながら、ふたりの男の間に抜き差しならぬ緊張感を漂わせ、最後まで飽きさせない。

地下鉄でのゲリラロケ撮影、レコーディング風景で女性ジャズシンガーの歌唱まるまる1曲分、娼館の覗き見、この時代には珍しいLGBTちょいキャラ登場、そして1つの場面をさまざまな角度から撮影した編集カットも、多数。
そうしたアイディアが、ことごとく面白い効果を発揮している。

50年代末~60年代に点在する、粋な作品をまたひとつ発見したという印象。