マンハッタンの二人の男の作品情報・感想・評価

「マンハッタンの二人の男」に投稿された感想・評価

なすび

なすびの感想・評価

5.0
うぁーーー良き。。。ジャンピエールメルヴィル有名な「現金に手を出すな」「サムライ」見たけど私はこの映画が今までで1番好き…ジャンギャバンやリノヴァンチュラ、アランドロンみたいな圧倒的な存在感がない故のダラダラとした気怠さみたいなものが良い、一晩の出来事で出てくる女の人が皆艶っぽく美人で陶酔する…「死刑台のエレベーター」とか「甘い生活」とかと雰囲気似てた気がする、あとジャックドゥミの「ローラ」「天使の入江」みたいな女の人出てきたのでドゥミは影響受けたか気になって調べたけどよく分かんなかった…

オープニングからネオン光るマンハッタンの街並みを背景にJAZZが流れ出しクレジットが出るっていうめちゃくちゃにおしゃれ!!!かっこいい!!「ロストハイウェイ」のフレンチver.メルヴィルver.と言った感じでしょうか?笑 自分は断然こちらが好きです

写真家デルマス役のピエールグラッセが美男子色男でめちゃ気怠っこい。。。すき…部屋に入ったら女が隣に寝てて顔を写さないのがいい、酒投げて出て行って隣のお堅いおばちゃんにウインク投げキッスしてきゅんきゅん。最後も一人で朝の少しみすぼらしく寂しいマンハッタンを狂ったように疲れたように笑いながら歩く、カッコええええええ…

メルヴィルの切り取るマンハッタンは男みたいで、ネオンで華やかに飾られた夜=スーツを着てコートを羽織って仕事をする男、マンハッタンも男も飾りを取ってしまうと急にみすぼらしく見える…っていうことを最後考えた

ジャンピエールメルヴィルさんこんな顔なんだ…すごい特徴的だからもっと映画出たら良かったのに!!
Ricola

Ricolaの感想・評価

4.1
冒頭からマンハッタンのキラキラした街並みが、BGMのジャズによって一気に哀愁を帯びる。


優しくて真面目な男モローと、プレイボーイなデルマスが事件解決のためにNYの街を飛び回る。そしてこの2人の友情が見どころ。

メルヴィル監督自身もモロー役で出演している。メルヴィル、ダンディで素敵!声渋い。

ゴダールの「勝手にしやがれ」の撮影法は、この映画を参考にしたという。つまりヌーベルヴァーグの始まり?
音楽の入り方、実際の街の景色と人々をそのまま撮影していること、照明を使用していないことなどが共通している気がした。

2人の沈黙の間のシーンが何度も出てくるが、好き。そこで彼らの関係性と性格が垣間見れる。

ラストは人物の行動も表情もカメラワークもとってもかっこいい!!
xD

xDの感想・評価

3.5
La grande ville, la solitude, l’alcool, les cigarettes, le jazz, la nuit, les filles et le crime... tous les éléments du film noir sont là. Le travail du cadreur, planifié et improvisé au rythme du jazz, est magnifique. Voilà pourquoi Melville a inspiré la nouvelle vague, surtout Godard au début de sa carrière (voyez à bout de souffle et Alphaville).
Mais l’histoire est banale. La raison est que le vrai héros de ce film n’est pas l’homme mais la ville de Manhattan.
メルヴィル自身がこんなにかっこいいのか!アランドロンやベルモンドのような「スター」による演技とはまた違った渋さ、上品さが際立つ。
尾行する車にブルースブラザーズ(謎の女)への影響、第三の男にパルプフィクション(ウルフ)への影響など感じられ、「二人の男モノ」を代表する作品なのかもしれない。
そして音楽も素晴らしい。それぞれのキャラクターにもメルヴィルのジャズ好きが表れている。
2回目
音楽と夜の空気がさいこう
この静か〜な高揚感は日が出てる時間には味わえない…良い〜
やはり切れ味のあるメルヴィルの演出には渋味があってサスペンスフルな作品が似合う。

国連に関するスキャンダルの真相を探る二人の記者の話だが、二人が方々人物を訪ねるシーンがとにかくクールで、特にレコーディング中の歌手を訪ねたときは音楽も相俟って痺れた。

というかメルヴィルのディレクションの力もあってか訪れる場所自体がどこも味わい深いところばかりに思え、そこでメルヴィルが冴えたセンスで撮るものだからそりゃあ素晴らしい映像になるというもの。

後半の緊迫感溢れるシーンでは後の犯罪映画同様に動きで語るような演出が数多く見られ、後の名作群の先駆けとしても実に良いものだった。

ロードムービー的良さも秘めたサスペンスとして実に優れた作品だったが、これがGEOでしかレンタルできないっていうのは少し勿体無く思う。
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

3.0
‪「マンハッタンの二人の男」‬
‪本作は監督メルヴィルが主演を務めてる分、彼の作品を何作か鑑賞してから観ると彼のマルチな才能が垣間見れる。本作は記者と報道カメラマンが謎を追う内容でソラルの音楽が聴き心地が良くゲリラ的撮影も見所。全てにおいて彼の作品は洗練された映画実験…夜の映像は最高。‬
ysm

ysmの感想・評価

5.0
ジャズに彩られたスタイリッシュなノワール調の追跡劇。ネオンサイン、ストリップショウ、タバコの煙、どれもいちいちカッコいい。立て続けに美しい女優が登場するので全く飽きない

このレビューはネタバレを含みます

レンタル鑑賞
失踪したフランス国連代表の行方を追い
失踪者と関係のありそうな女を訪ね
夜の街を渡り歩く記者とカメラマン…
役者さんの存在感
とても洒落てて雰囲気もある事は分かるんだけど…
いまいちのれなかった。
slow

slowの感想・評価

4.4
ニューヨークで開かれた国連総会に出席するはずだったフランスの代表が突如欠席し、そのまま行方知れずとなってしまった。フランス通信社ニューヨーク支局の記者モローは、編集長の命令により事の次第を調査し始める。

メルヴィル演じるモローが、夜のマンハッタンを飄々とした顔で徘徊する姿。これがなかなか味わい深い。また、水を口に含み、身嗜みを整えるなど、切り取られた日常生活の一コマが、映画の一コマとしてとても粋なものに見える。それは『サムライ』でのルーティーンのような所作にも感じられたもので、メルヴィルはそういったものに何か美学でも感じているのだろう。
気が付けば其処彼処でJAZZが流れ、渋い映像の羅列をモダンに仕立てる。『ブルーに生まれついて』を想起させるレコーディングスタジオのシーンも素敵。全編こだわりのJAZZにしっとりと濡れた真夜中の事件簿。我々が明け方に目撃するものとは。
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