ozacoro

雪国のozacoroのレビュー・感想・評価

雪国(1965年製作の映画)
4.6
こんなに美しい邦画を、私は観た事がない。
分筆家の端くれである主人公、妻がいる身分であるにも関わらず、彼は毎年雪国の温泉宿を訪ね、ある女芸者のもとへ会いに行く…。
雪の寒さで曇る宿の窓、夜の闇と対照的な廊下の灯り、全てが目に焼き付く。

女芸者、駒子を演じる岩下志麻。
屈託のない無邪気な演技に惚れ込んでしまう。
快活に笑うが、時に女らしい弱さを見せる。
同じ女でも魅力的な女だと思う。
岩下志麻は極妻だけじゃない。
若かりし加賀まり子も出演していて、大女優の共演も見所です。
ozacoro

ozacoro