ozacoroさんの映画レビュー・感想・評価

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麗しのサブリナ(1954年製作の映画)

4.0

サブリナが可愛過ぎ!
白黒なのだが、暗がりのテニスコートとかいちいち綺麗でびっくりする。
個人的には、料理教室のコメディな雰囲気も好き。
ビリー・ワイルダーの独特な可愛らしい演出が随所にきいていて、時
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ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

4.0

日本の昔のテレビドラマにもよくあった、最初はイヤイヤ同士でお互い「あんな奴!」なんだけど、気付けば徐々に惹かれ合っていくラブストーリー。

観てるこっちは分かるんだけど、会ってる時憎まれ口叩き合ってる
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トゥー・ウィークス・ノーティス(2002年製作の映画)

4.0

今んとこ一番好きなラブストーリー映画。
ある事からヒュー・グラントの下で働く事になった弁護士のサンドラ・ブロック。恋人とのデートにしていくネクタイを決める時すら呼び付ける優柔不断なヒュー・グラントに嫌
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チャッピー(2015年製作の映画)

2.9

私の中では「高尚なB級映画」という位置付け。
結構カオスな展開だと思うんだよね…。
好みに依るんだろうけど、個人的には設定はいいんだけどなんか惜しいな〜!という感想。
同じ脚本でも演出を変えれば、かな
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新宿スワン(2015年製作の映画)

3.0

前評判の数々を目にしていたので、観終わった後なるほどー、という感じ。

山田孝之目当てで観に行ったからいいんですけどね。フタ開けてみたら結構ダサいキャラクターだったけど、この人が演じると格好よくなるか
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細雪 ささめゆき(1983年製作の映画)

4.0

とにかく何も言わずに観てください、と言いたくなるほど名作。
情緒溢れるという言い方がぴったりで、昔の邦画のしっとりした雰囲気が好きな人にかなりオススメ。

戦前の旧家、ある四姉妹(とその旦那)を描いた
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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.5

名作。
いつ観ても浸れてしまうと思う。
妻が出て行った翌日、フレンチトーストを焼こうとして、全然上手く焼けないシーンが悲惨ww
子供も泣き叫んじゃって、あーあって感じで、客観的に見てると笑っちゃうぐら
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マイ・ガール(1991年製作の映画)

4.0

実家が葬儀屋の主人公の女の子、ベーダ。
11歳である彼女は、人の死を異様に恐れていた。
彼女の母は幼くして亡くなっていて、父親に男手一つで育てられた。
遺体に化粧を施す為、雇った美容師と次第に惹かれ合
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夜叉(1985年製作の映画)

3.4

田中裕子!!って言いたくなる。
日本で一番好きな女優は?と人に聞いて、田中裕子というワードが出たので観てみる。
観終わった後納得。
童顔なのにこんな色気のある女優さんっているのね。
一度観たら忘れない
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鉄コン筋クリート(2006年製作の映画)

4.0

大好きな日本のアニメ映画。
松本大洋さんは、絵柄と雰囲気で食わず嫌いだったのだが、この映画でイメージが変わった。
劇場で観て良かったと心底思った。
意外と言っては失礼かもしれないが、勢いだけじゃなく、
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花とアリス(2004年製作の映画)

3.9

蒼井優に目が行く人が多いと思うけど、杏ちゃんの演技も素晴らしいと思う。
クライマックス、先輩に帯を締めて貰うシーンの不細工な泣き顔とか、女優冥利に尽きると思ってるのは私だけ?
花が最高に可愛いシーン。
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百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

3.8

主人公の女の子、ごくごく普通の女の子に見えるが、彼女は日本の知らぬ町々を地元のアルバイトをしながらたった一人で転々としていく。(桃農家、海の家の仕事など)

彼女は行く先々で周りの人から気に入られてい
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黒猫・白猫(1998年製作の映画)

4.0

こんなにも演出力の素晴らしい映画を観た事がない。
役者の動き、観えるもの全てが計算され尽くされているかのように、絶妙で美しい。
ストーリーはザ・シュール。
えぇっ嘘!?な展開の連続で観ていて飽きない。
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野獣死すべし(1980年製作の映画)

3.3

正直観ていて凶悪犯罪者の気持ち、というものは分からなかったが、松田優作の演技力の凄さが一発で分かる作品。
共犯者として巻き込んだ真田に対するあの長台詞。
「銃を取れ」
「君は今確実に、神さえも超越する
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スライディング・ドア(1997年製作の映画)

4.0

あの日何気なく乗ろうとした電車、乗れたか乗れなかったかで主人公の女性、恋人を巻き込む運命が変わる。
乗れた場合、乗れなかった場合、二つのストーリーを交互に観せて同時進行させていく。
ありそうでなかった
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拝啓天皇陛下様(1963年製作の映画)

4.0

戦争ってこういう事なのかなぁ。
漢字も書けない程学力がない、それでも天皇陛下に対する愛と、純真なひた向きさは誰にも負けない一人の兵士を描いた邦画。
渥美清演じる主人公を、兵役時代仲良くなった友人の視点
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男はつらいよ(1969年製作の映画)

4.3

フーテンの寅さんのキャラクターの描き方が凄い。
唯一無二、渥美清さんにしか演じられない。役者が変わるだけできっと全く違った作品になってしまう。
なんて人間らしくて、不器用なんだろう。世間ズレし過ぎてい
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母なる証明(2009年製作の映画)

4.0

母親がもう気持ち悪いのなんのって。
韓国ってこういう気持ち悪い家族、親子描くの本当上手い。
良くも悪くも関係が結束の強い国なんだろう。
オープニングで、背の高いススキ(?)の中で、母親が音楽に合わせて
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.6

韓国の素晴らしいサスペンス映画。
死体を描いたシーンがこんなに猟奇的で、性的で、美しい作品をあまり観た事がない。
実際80年代に起きた10人連続殺人事件をモチーフにした戯曲が原作という事だが、戯曲も観
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くりいむレモン(2004年製作の映画)

3.5

うん、エロい。
観ながら義理とは言え、こんな妹いないな〜と思いつつ、そこも魅力で。
主人公が何の特徴もない普通の男の子なだけ、痛さも女の子の可愛さも際立って良い。
元々がアニメなので、リアル思考の人に
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リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

3.8

いいんじゃないかな、こういう感じ。
文化祭の体育館のステージの出し物に向けて、女の子四人組がブルーハーツのリンダリンダを練習するだけの映画。
友情だなんだ熱く語られるよか、よっぽど青春を感じられる。
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

3.8

面白い。ゆるく笑える。
なんかあんまり気を使わずに観たいなー、という時にオススメ。
ペ・ドゥナ好きは必見。

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

5.0

今まで観た映画の中で一番好きかもしれない。

こんなに笑える所が笑えて、泣ける所はしっかり泣けて、終わり方が爽快な映画初めて!
学歴社会であり、格差社会であり、インドの過酷な情勢がテーマとなっているが
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川の底からこんにちは(2009年製作の映画)

4.5

商業用映画第一作目にして、未だに石井裕也監督至上、一番の映画だと思っている。

東京で暮らして5年目の主人公、仕事も大して面白くなく、恋人もバツイチで子持ちの上司、おまけに酷い便秘でいつもクリニックの
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幕が上がる(2015年製作の映画)

2.5

ももクロファンで観に行きました。が、敢えて酷評。

自分が高校生だった時、何かに夢中になり始め、いろいろ葛藤し、複雑な気持ちを知った感覚が思い出せる。
そんな瞬間を思い出し、グッと泣きたくなったシーン
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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

4.0

なんか爽快。
笑っちゃう。
刑務所の囚人部屋で円を描いて3人で歌いながら回るシーンは思わず声を出して笑ってしまった。
モノクロなのに、全然観づらくない。
ジムジャー・ムッシュとロベルト・ベニーニのコン
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.2

世界各国、タクシーにまつわるオムニバスの話を5つ詰め込んだ映画。
なんて事はないのだけど、特別に感じた一瞬は誰にでもある筈。
そんな瞬間が切り取られている。

少年のような性格のウィノナ・ライダーが可
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(1954年製作の映画)

4.5

カリビアの夜よりも道の方が好き
フェリーニらしいストーリー、世界観を存分に感じられる作品
相変わらずジュリエッタ・マシーナの演技が素晴らしい
当時150センチに観たない小柄な身体でありながら、何本も映
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

3.5

黒髪のウィノナ・ライダーが可愛い
金髪のアンジェリーナ・ジョリーが破天荒な性格で、格好可愛い
私の中ではオシャレな映画というカテゴリー
いい意味でも悪い意味でも重いメッセージを受け取る事なく、面白く見
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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

3.9

クライマックスに行くまでの過程で、腹を抱えて笑った記憶がある。
映画を観ていて、プッと笑う事はあってもゲラゲラはないので、新鮮な感覚だった。
十何人のキャラクターを上手く扱う三谷ならではのストーリーは
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.3

大好きな映画。
シリアスな演技をするジム・キャリーが魅力的、対するケイト・ウィンスレットのあけすけな役どころもいい。
ストーリーの内容もいい話だし、いろいろなキャラクターが巻き込まれてどんでん返しがあ
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雪国(1965年製作の映画)

4.6

こんなに美しい邦画を、私は観た事がない。
分筆家の端くれである主人公、妻がいる身分であるにも関わらず、彼は毎年雪国の温泉宿を訪ね、ある女芸者のもとへ会いに行く…。
雪の寒さで曇る宿の窓、夜の闇と対照的
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お早よう(1959年製作の映画)

4.5

白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫がまだ三種の神器だった時代の話。
相撲、野球など観たい番組があると、テレビのある家にみんなが足を運び、長屋で暮らす家族も多かった。
ストーリーはテレビが欲しいと駄々をこねる、
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浮草(1959年製作の映画)

4.6

旅役者の一座の物語。
座長に率いられ、ある小さな港町で芝居をする事になる。
集客があまり望めそうもないこの町に、座長が訪れた理由とは?

様々な人の思いが交錯する。
人間模様が自然と変化していくのをじ
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未来は今(1994年製作の映画)

3.8

えっそうなる!?
って感じ。
コーエン兄弟の独特なシュールさを感じとってください。
笑えます。
毒のない、コーエン兄弟のドタバタ映画も結構好きですよ。
どんでん返しの連続で。
ディボース・ショウしかり
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CUBE(1997年製作の映画)

4.0

高校生で観た時は衝撃的で。
最初のシーンから急に人がバラッとなってびっくりしましたが。
後は案外、頭脳プレーメインでハラハラ観れて。
数学を使った謎解きもそうだし、出口のない空間に閉じ込められた人々が
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