リアリズムの宿の沢の水のレビュー・感想・評価

心を突き動かそうとする派手な演出は全くなく、淡々とおかしみのある空気感を切り取っていく。
とてつもなく小規模な喜怒哀楽が面白く、ハイでない時ならいつ観ても楽しめると思う。

近代化で失われつつある、日本の「日本らしい汚さ」による情緒が封じ込められている。邦画の空気感の心地よさに溢れている。