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ラブリーボーンのnodoubtのレビュー・感想・評価

ラブリーボーン(2009年製作の映画)
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※記録用です。

私の名前はスージー・サーモン。
お魚みたいな名前でしょ。

1973年12月6日。
私は14歳で殺された…。

衝撃的な告白なのに予想外にその口調は明るい主人公の言葉から物語は始まります。

近所に住む変質者に無残にも殺害されてしまったスージー。
この作品は現世と天国の間にある“中間の地”から家族や初恋の人を見守りながら様々な葛藤を経て成長していく彼女の姿と、突然スージーを失ってしまった家族の再生を描いています。

監督はピーター・ジャクソン。
製作総指揮はスティーブン・スピルバーグです。

ちなみにピーター・ジャクソンの作品を観るのは笑劇…いや衝撃のデビュー作「バッド・テイスト」に続いて2本目で、指輪の話もゴリラの話も観たことがありません。

さて「ラブリーボーン」ですが、見終わったあと大感動!という訳でもないし物凄く面白かった!って話でもないのですが、自分は嫌いじゃないです。

主人公スージー役のシアーシャ・ローナン(絶対覚えられない名前だ)の見せる怒りや悲しみ、苛立ち、現世への未練の表情は、見ていてこの上なく切ない。

そして家族がスージーの死を受け入れる為にはスージー自身も前に進まなくてはならない。
成長した彼女の希望に満ちた表情はとても素晴らしく、だからこそ余計に彼女の死が無念で仕方ありません。

そしてもう一人、ご近所の変態殺人鬼役のスタンリー・トゥッチ(全然分からなかったぞ)が最初から最後まで、とにかく怖い・キモい・素晴らしい!

ぶっ飛び婆ちゃん役のスーザン・サランドンも出番は少ないながらもなかなかの存在感でした。

ただ映画の見どころでもある“中間の地”の幻想的な映像は少しダルかったです。

あとエンドロールが長かった。笑
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