モナモナ

ラブリーボーンのモナモナのレビュー・感想・評価

ラブリーボーン(2009年製作の映画)
5.0
本当に良かった。監督ならではの死生観をよく表してる作品だなと思った。死という世界を苦しみも混ぜつつ幸せな記憶も混ぜつつでも、死を克服出来る訳でもなくて受け入れるしかない。死んだ本人も残された人たちも。そんな何とも虚しく、でも仕方ないとも思える感じがとても好きだった。
そして、映像美が本当に美しかった。迫り来る恐怖、死と生の狭間、狂気。全てが映像の中に美を残しつつ描かれていて本当に感動した。
そういう作風だからこそ、幼く儚さがあるシアーシャ・ローナンが役にピッタリだったと思う。

悲しい作品だと言えば確かに自分も、観れば必ず泣いてしまうしそうなんだが、それでも心に残る作品だと思う。
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