うめ

ラブリーボーンのうめのレビュー・感想・評価

ラブリーボーン(2009年製作の映画)
4.0
もう

私の声は届かない

もう

抱きしめられない

もう

私の目を見つめてくれない

まだ

私はここにいるのに

別れを言うべきなのかもしれない

私のためにも家族のためにも

でも

まだ行けないの

どうしても

まだ




幸せから絶望へ
透き通るようでありながら
どこか土の匂いを感じさせる
そんなシアーシャ・ローナンの魅力は既に完成されていた

しかし
怒りと虚無の世界に落ちる
父マーク・ウォルバーグ

家族を支えようと悩み揺れる心
母レイチェル・ワイズ

破天荒でありながら
彼女なりの優しさを垣間見せる
スーザン・サランドン

実力派のベテランがさすがの存在感を見せれば


もなかなかの頑張りを見せる

ファンタジー
サスペンス
ドラマ
ラブストーリー
様々な要素に
親と子の思いが絡めば…
やはり涙がこぼれる
おじさんの心をしめつける良作です
うめ

うめ