Taul

彼岸花のTaulのレビュー・感想・評価

彼岸花(1958年製作の映画)
4.0
『彼岸花』(1958)デジタル修復版の録画で久しぶりに。画面の「赤」と家族の「想い」を探す映画。頑固親父と娘との関係が紀子三部作にはない力強さ。それを過剰なまでの初カラー作の色合いと京都弁母娘の華やかさが緩和。まとまりのなさも感じるが絶妙なラストに救われる。そして小津は晩年の傑作群へ向かう。

2015年12月鑑賞
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