Taulさんの映画レビュー・感想・評価

Taul

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Twitterでつぶやいた感想を元に記します。以前の鑑賞分もありますがご容赦ください。
映画は星取り5段階評価をしていて、ここのスコアは★★★★★を5.0 〜 ★を1.0にしています。

映画(480)
ドラマ(1)

教授のおかしな妄想殺人(2015年製作の映画)

3.0

『教授のおかしな妄想殺人』鑑賞。半時間の話しをダラダラと語りながら見せる技。エマ・ストーンを着替えさせホアキン目線で楽しむ爺。厭世→妄想→快楽パターンで舞台から去るのが自虐的。不謹慎な音楽、本棚的哲学>>続きを読む

マジック・イン・ムーンライト(2014年製作の映画)

3.0

『マジック・イン・ムーンライト』皮肉屋中年男と霊媒師との恋愛小噺。W・アレンの新ミューズは大きな瞳が魅力のE・ストーン。彼女が南仏の陽光や20年代の衣装で輝くシーンは見とれる。物足りさもあるが気軽に見>>続きを読む

ブルージャスミン(2013年製作の映画)

4.0

『ブルージャスミン』 墜ちたセレブの「痛さ」をこれでもかと描く。虚栄心、あがき、嘘、病んでいく精神。シニカルな視点だがコメディ感覚があるので、嫌らしくなく笑えて納得してしまう。アレンの達人芸。C・ブラ>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.0

「ミッドナイト・イン・パリ」を鑑賞。 この設定でアレンなら多分…と観客が望んでいるものを上手く作り上げた感じ。各エピソードのバランスもよく見やすい。懐古主義を皮肉るところのアイデアはさすが。ただ婚約者>>続きを読む

ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)

4.0

『ハンナとその姉妹』初鑑賞。グダグダな大人達の世界。いろいろ考えてるようで実は本能や流れで生きているのが面白い。脚本・構成が見事で、アレン自身のパートが笑い担当から全体を締めくくるようになる展開が絶妙>>続きを読む

(1953年製作の映画)

4.0

『雁』(1953)初鑑賞。森鴎外原作、豊田四郎版。妾の苦悩と身分違いの恋心。東野英治郎のいやらしさが利いてるが、美しさも演技も絶頂期を迎えた高峰秀子の独壇場。一瞬の表情の変化で心情を語りきる。彼女には>>続きを読む

バンド・ワゴン(1953年製作の映画)

4.0

『バンド・ワゴン』(1953)VODで初鑑賞。有名なダンスシーンを映画でちゃんと。ダンシング・イン・ザ・ダークに溜息。ガールハント・バレーに興奮。ザッツ・エンタテインメントはここでの曲でテーマなんだ。>>続きを読む

赤い河(1948年製作の映画)

3.0

『赤い河』Jウェイン×Hホークスの西部劇。9000頭の牛を1600キロ移動する話でキャトルドライブは必見。西部劇のお馴染みの要素が楽しめ、後半父子の対立のドラマに。思い知らされるのは力(銃)の論理とス>>続きを読む

天井桟敷の人々 第一部:犯罪大通り 第二部:白い男(1945年製作の映画)

2.0

『天井桟敷の人々』初鑑賞。映画館。ナチス統治下にこの愛の物語の大作を撮ったことに敬服。粋な台詞も多い。ただ会話が多すぎでやや退屈で、登場人物への感情移入もあまりできず。バチスト役のパントマイムとその思>>続きを読む

シンデレラ(1950年製作の映画)

3.0

『シンデレラ』(1950) 初鑑賞。やはり軽やかな映像と素敵な歌の数々。夢見る女性像や勧善懲悪ぶりも懐かしい。ややシンデレラの話がシンプル過ぎで動物キャラが目立ちすぎた感じもあった。クラシカルさを味わ>>続きを読む

欲望という名の電車(1951年製作の映画)

4.0

『欲望という名の電車』DVDで初鑑賞。役者の演技を見る映画。ヴィヴィアン・リーに圧倒される。マーロン・ブランドの迫力もすごい。ただみんなヒステリックで、弱い部分を痛めつけあうので、見ててつらいのも事実>>続きを読む

ウィンチェスター銃'73(1950年製作の映画)

4.0

『ウィンチェスター銃'73』(1950)DVDで初鑑賞。名銃と共に建国100年の西部を巡る。無法者、インディアン、騎兵隊らが登場し西部劇ショーみたいな楽しさ。敵の動きも捉える奥行きのあるアクション映像>>続きを読む

銀座化粧(1951年製作の映画)

4.0

『銀座化粧』(1951) 監督 成瀬巳喜男、主演 田中絹代を久しぶりに。ネオン街に生きるシングルマザー奮闘記。得意な水商売と下町の話で87分で全ての登場人物の人生をコンパクトに切り取る、その演出の巧み>>続きを読む

踊る大紐育(ニューヨーク)(1949年製作の映画)

3.0

『踊る大紐育(ニューヨーク)』(1949)DVDで初鑑賞。水兵3人組と女子3人がNYで出会い、歌い、恋に落ち、踊りあかす1日。とにかくハイテンションで話しの適当さも潔く思える程。白と3原色のカラフルダ>>続きを読む

女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.0

『女と男の観覧車』鑑賞。色彩と照明で饒舌に語るストラーロによる美しい映像。疲れて不満だらけの中年女をこれでもかと体現するケイト・ウィンスレットの演技。前半が退屈だし撮影と役者が強過ぎてまとまりがなかっ>>続きを読む

椿三十郎(1962年製作の映画)

5.0

『椿三十郎』4Kデジタルリマスター版鑑賞。午前十時の映画祭。キャラができてるのでそれを自在に活かしコメディ色を強くした続編。美しい映像の東宝スコープを大画面で、台詞も聞き取れストレスなく久しぶりだし面>>続きを読む

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.0

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』IMAX 3D字幕版で鑑賞。ロマンやアドベンチャー感には欠けるが同じことをしててもしょうがない。バヨナ監督、杜撰な脚本にも負けず得意なゴシックホラー感や子どもの使い>>続きを読む

浮草(1959年製作の映画)

4.0

『浮草』小津4Kデジタル修復版で初鑑賞@なんばパークスシネマ。変な鮮やかクッキリでなく当時のフィルム上映での最高の状態かのような自然な質感の美しい映像。小津には珍しく感情が露わになる描写が多く雨中罵り>>続きを読む

バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

4.0

『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』鑑賞。キング夫人が受けた見世物試合をこんなドラマに仕上げるとは。テンポはやや良くないが最後の戦いに群像劇的、多層的に感動がやって来る。伝説を現代の視点と敬意とデフォルメ>>続きを読む

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.0

『ブリグズビー・ベア』鑑賞。何があったのか、どんな気持ちか説明を排し映像や行動で見せる素晴らしさ。感傷や倫理に振らず、泣こうとするこちらをよそに登場人物が前に進み笑わせてくれる。作り物の世界でも向き合>>続きを読む

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

4.0

『ハン・ソロ』鑑賞。西部劇、青春劇、冒険活劇の味わいが溢れる中、SW銀河を駆け巡るアウトロー誕生譚。旧三部作オマージュを楽しんでしまうが今回の配役や新キャラも皆んな魅力。緩急には欠けたが社会から外れた>>続きを読む

オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

3.0

『オンリー・ザ・ブレイブ』鑑賞。よくある熱血お仕事スペクタクルものかと思っていたら、さらに違うところに連れていかれる実話ベースの感動作。森林火災シーンも見事だがドラマがじっくり描かれその生き様が見応え>>続きを読む

用心棒(1961年製作の映画)

5.0

『用心棒』4Kデジタルリマスター版鑑賞。午前十時の映画祭。画質もだが音がよくDVDではONにしがちな字幕なしでも何とか聞き取れる。改めて見ると活劇要素よりキャラを活かす舞台や展開が秀逸なブラックコメデ>>続きを読む

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.0

『ビューティフル・デイ』鑑賞。狂気の男の少女救出。どうしてもタクシードライバーが浮かぶしジャンル映画っぽい面白さがあるが、情報は極端に少なく妄想込みのアートな演出。決まる快感ともどかしさが交互に。J・>>続きを読む

それから(2017年製作の映画)

4.0

『それから』鑑賞。不倫男が何回も行ってきたであろう痴話と妄想の切断面。ミニマムな世界だが男と女の性が浮き彫りに。キム・ミニがモノクロの中美しい。ホン・サンス監督の不倫のセルフパロディでありまさにその新>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.0

『ワンダー 君は太陽』鑑賞。素晴らしい視点を持った映画。初登校からもう単純に泣いていたら、太陽を巡るような群像劇への変化に唸らされる。テーマの「見ること」が随所に絡められ理科の実験や発明品のアクセント>>続きを読む

30年後の同窓会(2017年製作の映画)

3.0

『30年後の同窓会』鑑賞。冬のかもめ達の再会。原作者と共同脚本のせいかキレと流れのリンクレイター節炸裂とまでいかず。でも役者の演技と共に良いシーンも多くB・クランストンがニコルソン風味の名演。旅を行く>>続きを読む

男と女、モントーク岬で(2017年製作の映画)

2.0

『男と女、モントーク岬で』鑑賞。初老の作家と恋人との再会。またしても過去を美化して人の話を聞かない男の話。自分を見てるようで痛い。でもキャラも展開もあまりにベタで退屈も。マックス・リヒターのメロディに>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

『レディ・バード』鑑賞。笑いの中テーマと人物像を一発で語る最高のスタート。そこからG・ガーウィグ監督の思い出印が走馬灯のように駆け巡る。でも愛と技巧に満ちた脚本でレディバードが嫌だったものの反転が胸を>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

5.0

『万引き家族』鑑賞。様々な家族に光を当てる是枝監督の真骨頂であり、安易な感動や批判とは無縁の高みの作品。当たり前だけどこういう映画を観ずに語ることがいかに馬鹿げたことか。先ず凝視してあの家族について、>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

4.0

『デッドプール2』字幕版鑑賞。前夜祭@梅田ブルク7。映画全体がこれでもかのメタネタと映画オマージュだらけ。そんな中アクションシーンがきっちり面白く、行き着く先は意外にエモーショナル。もうお腹いっぱいで>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.0

『犬ヶ島』字幕版鑑賞。ウェス・アンダーソンの脳内ニッポンお伽話。黒澤活劇や現代日本のデフォルメを元に独自の世界をストップモーションアニメで描き切る。思想というよりは愛と感性のほとばしりでは。設定や時間>>続きを読む

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

5.0

なんて美しく下世話に愛を奏でる作品なんだ。PTA『ファントム・スレッド』至福の映画体験でした。

『ファントム・スレッド』凝った映像美はもちろん男女逆転劇からの夫婦ホラーにさえ酔った。美に厳しい男が選
>>続きを読む

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

4.0

『ゲティ家の身代金』鑑賞。リドリー・スコットにかかると金の亡者も残酷さも家族愛も、まあ人間なんてこんなもんでしょ、という神目線な語り口。それが心地よく美しい映像もあって映画的な事件再現にひたれる。そし>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.0

『フロリダ・プロジェクト』鑑賞。子供らにとっては鮮やかな日々も未来を思い親を見ると楽しい気持ちでは見られない。地獄を隠すかのようなカラフルさ。中指立てるべきなのは誰だ。管理人ボビーの視点に救いを求める>>続きを読む

心と体と(2017年製作の映画)

4.0

『心と体と』鑑賞。ずっと前から思い描いていた大人の童話に出会えたような感覚。詩情たっぷりの夢の情景と下世話で職場中心の現実描写。その雰囲気と男女の視点の移ろいが感性を刺激する。小さなポエムになるところ>>続きを読む

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