Taulさんの映画レビュー・感想・評価

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バナナ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.0

『バナナ・パラダイス』(1989)初鑑賞。デジタルリマスター版。王童(ワン・トン)監督。台湾ニューシネマにはまだまだ素晴らしい作品がある。中国国共内戦時、敗戦濃厚の国民党軍から台湾へと逃れた若者二人の>>続きを読む

サンライズ(1927年製作の映画)

5.0

『サンライズ』(1927)元町映画館【SILENT FILM LIVE】のピアノ生演奏付きでついに初鑑賞。100年近く前の映画がこんなにいろんな要素が詰まった芸術でありエンタメだったとは。完璧で魂が震>>続きを読む

大英雄(1993年製作の映画)

3.0

『大英雄』(1993)初鑑賞。リマスター版(字幕版)。Amazon プライム。面白いトニー・レオンが見たくて見たが聞きしに勝るトンデモ映画。ウォン・カーウァイの『楽園の瑕』製作行き詰まりの合間に皆で短>>続きを読む

レミニセンス(2021年製作の映画)

2.5

『レミニセンス』鑑賞。IMAX。暗い近未来を舞台にしたファムファタールものでありミステリー色濃いノワールとも。それらの風味に加え過剰ナレ―ションや脇の人物のいらない凝りようや、安っぽいアクションなどド>>続きを読む

モスキート爆撃隊(1969年製作の映画)

2.0

『モスキート爆撃隊』(1969)視聴。デヴィッド・マッカラム主演。もろに『暁の出撃』と『633爆撃隊』を混ぜてよりエンタメ度を高くした感じ。恋愛部分がかったるいが、戦闘周りはタイトで悪くはない。ただ『>>続きを読む

633爆撃隊(1964年製作の映画)

3.0

『633爆撃隊』初鑑賞。DVD。D-デイに先駆けてナチス占領下ノルウェイの工場破壊を行う英空軍モスキート爆撃部隊とレジスタンスの活躍を描く。攻撃の最後のほうの様子が分かり難い特撮だが対空砲火や敵機対決>>続きを読む

暁の出撃(1954年製作の映画)

3.0

『暁の出撃』(1955)DVDで初鑑賞。HDリマスター版。イギリス空軍によるナチスドイツのダム爆破攻撃のチャスタイズ作戦の映画化。いわゆる水切りの反跳爆弾の攻撃で史実にわりと忠実のもよう。白黒で恐ろし>>続きを読む

コンドル(1939年製作の映画)

2.0

『コンドル』(1939)初鑑賞。U-NEXT。ハワード・ホークスのオリジナルストーリーによる航空映画。ケーリー・グラントのタフなボスがあまり似合わずジーン・アーサーの恋心も無理やりだが仲間も含め飛行機>>続きを読む

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

2.5

『浜の朝日の嘘つきどもと』鑑賞。福島県南相馬市に実在する「朝日座」を舞台にしたフィクションで映画館解体に立ち向かう人々のお話。主人公の喪失と再生の振り返りがポイントで、震災やコロナでこの地が失ったもの>>続きを読む

先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

3.0

『先生、私の隣に座っていただけませんか?』鑑賞。漫画家夫妻の虚実交錯する不倫劇。よくあるような仕掛けだが漫画製作、孤島的な田舎の実家、自動車教習を活かした展開で飽きさせない。大好きな主演二人で黒木華の>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.0

『アナザーラウンド』鑑賞。良くない見方だと思うがアカデミー賞授賞式でのトマス・ヴィンターベアのスピーチや彼の亡き娘さんのことが頭をよぎって泣けてしょうがなかった。マッツ・ミケルセンと組んだ過去作『偽り>>続きを読む

グリーン・デスティニー(2000年製作の映画)

2.0

『グリーン・デスティニー』(2000)初鑑賞。U-NEXT。アン・リーは好きなのだが武俠ものは得意でなくシャン・チーからの連想もありようやく見た。特にセットやロケ地、美術や衣装を活かした撮影が美しく見>>続きを読む

大列車作戦(1964年製作の映画)

5.0

『大列車作戦』初鑑賞。U-NEXT。こんなに面白い戦争映画を見逃してたとは。1944年夏パリ解放間近、ドイツへ向け列車で運び出される美術品の争奪戦。モノクロのパンフォーカスで迫力満点に描かれるサスペン>>続きを読む

モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

2.5

『モンタナの目撃者』鑑賞。やはり現代の西部劇スリラーだがテーラー・シェリダンの中ではだいぶジャンル映画的。久しぶりのアンジーはメイクやスタイルがキマリすぎだがもはや貫禄。他にシェリダン劇に映える顔の役>>続きを読む

テーラー 人生の仕立て屋(2020年製作の映画)

2.0

『テーラー 人生の仕立て屋』鑑賞。見慣れないギリシャ映画でこれが初長編という新鋭女性監督による中年男の再起話だからかとても不思議な魅力。余白と大胆さがヘタウマ的な味わい。財政破綻した国の古く動かぬ男文>>続きを読む

特攻大作戦(1967年製作の映画)

3.0

『特攻大作戦』(1967)初鑑賞。U-NEXT。スーサイド・スクワッドやイングロリアス・バスターズ初め多くの作品に影響を与えた囚人部隊の命懸け作戦。『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』が面>>続きを読む

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

-

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』鑑賞。IMAX。オマージュで終わらずチャレンジ精神溢れるアクションいっぱいで楽しい。サンフランシスコでの連結バスでのアクションは文句なしに面白いし、マカオでの竹を>>続きを読む

戸田家の兄妹(1941年製作の映画)

4.0

『戸田家の兄妹』(1941)初鑑賞。U-NEXT。小津が日中戦争から帰還し太平洋戦争前に撮った作品。小津調の開花に向けその特長が多く見られる。『東京物語』の雛形のような話で旧態の家族の崩壊がテーマだが>>続きを読む

サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

4.0

『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』鑑賞。50年封印されていた音楽フェス「ハーレム・カルチュラル・フェスティバル」のライブドキュメンタリー。正に黒人たちの69年夏の魂の>>続きを読む

ベイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.0

『ベイビーわるきゅーれ』鑑賞。語り口は既視感が強くダブりが多いし、ウザイ世間への反抗も冒頭で期待させるだけだが、彼女らのウダウダシーンとアクションが楽しい。伊澤彩織の高速格闘技には見惚れてしまった。世>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

2.0

『オールド』鑑賞。ワンシチュエーションスリラーでありいわば人生短縮群像劇。老化の怖さと子供の成長の早さを知る世代には既にあのビーチにいる感覚であって彼らの人生模様が意外と味わい深い。トンガリ方も普通の>>続きを読む

魔界転生(1981年製作の映画)

4.0

『魔界転生』(1981)初鑑賞。U-NEXT。千葉真一を偲んで。内容はほぼ知っていたが実際にじっくり見るのは初めてという作品の1本で成程面白かった。切れ切れのエピソードに最初戸惑うも、役者のハマり具合>>続きを読む

白頭山大噴火(2019年製作の映画)

2.0

『白頭山大噴火』鑑賞。韓国流ディザスターエンタメ大噴火。朝鮮半島の危機に荒唐無稽なアイデアで立ち向かい、スターのいちゃいちゃユーモアから家族愛、無理やりの南北の希望までぶち込み見せ場主義で突っ走る。日>>続きを読む

鳩の撃退法(2021年製作の映画)

2.0

『鳩の撃退法』鑑賞。原作未読で脚色具合が分からないがなかなか面白い脚本、語り口。表現巧みな小説家であり巻き込まれ型主人公という叙述トリックさえ漂う物語を、その謎めいた面白さを感じさせながら違和感なく着>>続きを読む

屋敷女 ノーカット 完全版(2007年製作の映画)

4.0

『屋敷女』ノーカット完全版。苦手な血多めのホラー。逃げ場のない映画館で何度かヒッと叫びながら何とか見た。ギミック頼みでなく妊婦が主人公の普通の家で凶器が身近なものというのがリアルに怖い。ベアトリス・ダ>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

2.0

『孤狼の血 LEVEL2』鑑賞。昭和から平成へ、再燃するヤクザの抗争と警察のドス黒い戦い。松坂桃李が登場の顔付きだけで大上の汚れ刑事の継承を体現。そこから血と虚栄にまみれた多くの人間模様を描く。何より>>続きを読む

羊飼いと風船(2019年製作の映画)

3.0

『羊飼いと風船』初鑑賞。U-NEXT。チベットの牧畜の暮らしぶりや一人っ子政策の描写が生々しくて、のどかというよりは強烈な印象。宗教も伝統も男達も政策も女性の身体や言動を縛りつける。男もだが羊と同じと>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

『ドライブ・マイ・カー』時間を忘れる凄まじい映画体験。喪失した愛と人生の意味を静かに探し求め、言葉と人と向き合う物語のようなドライブ。真偽同化する芝居とその濱口の脚本演出、村上春樹とチェーホフのテクス>>続きを読む

子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

5.0

『子供はわかってあげない』鑑賞。原作未読。沖田修一のゆったりとした映画世界にうまく浸れるとこれほど楽しい時間はない。今回はシュールさはほぼ無しで物語が素晴らしくて、上白石萌歌の継承と文字の愛の旅を見守>>続きを読む

モロッコ、彼女たちの朝(2019年製作の映画)

4.0

『モロッコ、彼女たちの朝』鑑賞。またも新鋭の女性監督から素晴らしい映画が届いた。それもモロッコから。イスラム社会ではタブーである未婚の妊婦と彼女を受け入れるパン屋のシングルマザーとの出会い。まさに淡々>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.0

『フリー・ガイ』ドルビーシネマで鑑賞。ライアン・レイノルズが超ハマリ役。アメリカンな善良白人NPC感でトゥルーマンショーしてレディプレイヤー1で恋に落ちゼイリブ設定で戦いへ。クライマックスは総動員して>>続きを読む

ゼイリブ(1988年製作の映画)

3.0

『ゼイリブ』(1988)初鑑賞。U-NEXT。ウルトラQのような侵略設定をジョン・カーペンターがシンプルかつできるだけ台詞を排除し見せていく。最後までその深みやコミカルさ具合が分からず、結果不穏で優れ>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

5.0

『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』IMAXレーザーGT。MCUをクビになりDCで好きにやらせてもらうならこれだ!というジェームズ・ガンの映画魂が炸裂。じゃあこっちで行くからの冒頭からノリ>>続きを読む

ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.0

『ドント・ブリーズ2』鑑賞。あの老人をどんな気持ちで見たらいいか分からなかったが見た後も感情の落とし所が分からない。隣の女性が僕と違うタイミングで泣くので余計混乱。アクションは接近戦が多くグロくて本当>>続きを読む

明日に向かって笑え!(2019年製作の映画)

2.0

『明日に向かって笑え!』鑑賞。見応えがあった記憶の『瞳の奥の秘密』の主演俳優と脚本家コンビの作品。2001年アルゼンチン金融危機に乗じた悪党からの金の奪還話。ユルい感じと説明調で退屈するが計画が動き出>>続きを読む

キネマの神様(2021年製作の映画)

2.0

『キネマの神様』鑑賞。原作既読。山田洋次監督作は『男はつらいよ』はじめ昔の作品を中心に好きなものも多い。ただ最近はその脚本や演出が古臭いし形式的で悪い方向に出ることが多くて、この作品もそんな嫌な予感ど>>続きを読む

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