こめ

カップルズのこめのレビュー・感想・評価

カップルズ(1996年製作の映画)
3.6
好きな時に他人に何も言われず使えるという意味なら所有の範囲は広がる
その意味で彼らは台北の街を持っていると言えるだろう

飽くなき欲望、何が欲しいのかわからなくなる、何も持っていないのかもしれない、しかし彼らは何でも持っている

しかし所有によって孤独は解決しない

心中する親父、全ての行動を把握したがる女

何も持たない孤独だから全てを持てるのかもしれない

エンドロールで音楽を流すのではなく街の喧騒を垂れ流しにしているのが好きだった
こめ

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