欲望が渦巻く台北で、誰もが、愛を欠乏し即物的な快楽に身を任せて生きている。
本当に必要な物の問いかけは、無償の愛であり、異邦人のマルトだけが、傷付く事を恐れず時にはぶつかって利他的に人と向き合ってい…
誰も自分の欲しいものなんて分からない。
周りの情報から、自分が欲しいものを抽出する。そっか、私たちって自分の欲に対してもその程度の解像度しかないのね。
自分の事も他人のことも分かりきったつもりのレ…
最高にベタで臭くて粋なラスト
エドワードヤンという人がもうよく分からない。作品を観るたびに謎の深まる不思議な魅力のある作家。優しく包み込む様な優しさと冷たい視線を浴びせて観る者を突き放す冷徹さが混…
言語の違いによるコミュニケーションの仕方は見ていて面白い。
お父さんに会うシーンで、ピアノの音がしてピアノの方に向かっていくのに誰も居なくて、その奥にお父さんがいるのが段々見えてくるのがまじで凄かっ…
『カップルズ』初鑑賞。4人の少年のゲーム感覚の悪事にかけて麻雀という原題で、4人組のビートルズも登場させる。バブル景気の頃の台湾の青春風俗劇。金持ちと女性、西洋人とその文化、ホモソーシャルな関係、時…
>>続きを読む愛とか金とか商売、人、仲間全部が胡散臭くなる映画だった。レッドフィッシュの最後の激情と赤緑の点滅が良かった。登場人物みんな虚勢を張ってるような感じがして当時の台北がそういう雰囲気だったのかなと思う。…
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