カップルズの作品情報・感想・評価

「カップルズ」に投稿された感想・評価

mare

mareの感想・評価

4.0
こんなロマンチックなタイトルだが恋愛不器用な大人たちが残した責任に掻き乱されるクライム全開の不良青年たちがあの手この手で復讐を企てる。そんな中で偶然出くわしたフランス人の女の子が運命を分けるのだが演じるヴィルジニールドワイヤンがベリーキュート。この映画、クーリンチェの少年たちが5年の時を経て成長した姿が見られて感慨深い。なんというか前作の恋愛時代からかつての暴力性を取り戻したようでいて、前作からコメディも味付けを変えて引き継がれている。常に若者は揺めき、時にどうしようもなく衝動的に、危うければ危ういほどに美しいものは煌めきを宿していく。そしてあのラストシーンは奇跡のように美しく一瞬のような永遠を秘めている。
終盤まで、さほどの魅力は感じなかった。悪くはないが、それほどの名作なんだろうか、と思いながら、見続けた。マルトが抜群に美しい、そこは認める、などと思いながら。

終わり方がとてもかっこいい。そして不思議な後味の良さ。今までの時間がすべて肯定されたような感覚。あのシーン、このシーンが思い出される。

こういう映画ってやっぱりただもんじゃないんだろう。
ois

oisの感想・評価

4.0
他の作品に比べてちょっとゆるめ
ラストが奇跡のように完璧
リマスターされるべき
ウメダ

ウメダの感想・評価

4.5
本当に良かった。
美しき余韻👌
言葉ではあまり語りたくない。

そして、エンドクレジット見たら、
まさかのスタッフに林海象🙀❗️


エドワードヤン作品、
撮り方や演出がいつも統一されているので、毎回テーマが同じように見えるが、
毎回テーマが違っていたり、キャラクターも全員被ってなく、特にこの作品は各々のキャラクターや葛藤が際立っていて良かった。
映像も構図も照明も毎回最高です!



個人のエドワードヤンキング
一位 ヤンヤン 夏の想い出 4.5
二位 カップルズ 4.5
三位 恐怖分子 4.2
四位 エドワード・ヤンの恋愛時代 4.1
五位 台北ストーリー 4.1
六位 牯嶺街少年殺人事件 4.1
hardeight

hardeightの感想・評価

4.5
 長回しのキャメラは、制止を振り切り出ていく若い女が壁に泣き崩れる青年の元に再び戻ってくる場面に噴出するような激しく揺れ動くエモーションをあやうげに輝く台北の夜と共に美しく的確に描写していく。
 街のざわめきへの青年の主観ショット、彼のクローズアップ、歩いてくる彼女のショットから繋がれる素晴らしいラストショットにおいて、ブルーライトの光が路上でキスする二人をくっきりと際立たせる!
渋谷のTSUTAYAで毎回すんでのところで借りれなくて何度も落胆し、ようやく借りられたこの映画。
もうほんっとうにラストが最高だった。
目先の利益に捉われて報いを受ける奴と、純粋さを貫いて救われる奴。
学生の頃に映画館で観たかった。
knkne

knkneの感想・評価

4.2
経済至上主義の光に目が眩んだ中で自分を自分たらしめる要素は何なのか。原題の麻雀ってのは本当に上手いこと言ってると思う。目先の利益を取ろうとして後で痛い目見たりするとことか4人のところとか。
現在の生産性を求められ、生産性が無くなった、かつ貧乏人は死ねと言わんばかりのこの世知辛い社会にピッタリかも。
単に退廃していないというだけの現状もいずれ退廃で埋め合わされる。
キスのジンクス、交互に2色が光る部屋で生と人を問う少年、表では気丈に振る舞うが腹に一物抱える者たち、醜さとユーモラスと未熟な精神性の加減がちょうどいい。

青い青いネオンに包まれた2人が何を語らうまでもなく、ただただ求め合うキスには色欲も官能もなく、清廉だけがある。ああ素晴らしい。
美しいキスシーントップ10くらいに入ってきてもいいしこの映画はそのシーンで持ってると思う。
そのまま街の喧騒だけが聴こえてくるエンドロールも素晴らしい。
gah

gahの感想・評価

4.5
今の台湾っぽいんだけど、ちょっと違う、少し前の台湾の感じがホント最高。
車で夜道を流してるとことか、古い建物の残り方とか、あんまりギラギラしてない夜店のネオンとか、「あー、台湾ってこういう感じだよね」てなる。

主人公たち4人の90年代的なファッションもいいですね。ホンコンのジーパンにTシャツインな感じとかカッコいい。
ホンコン役の役者の方、調べたらデューンのリメイクにも出るそう。

このレビューはネタバレを含みます

キスのジンクスに固執している、本当は脆くて純粋な彼らがとても愛おしい。

“キスは不吉だ”
“あの女キスしやがった”
“キスのジンクスすら忘れるアホだ”
“いいか 女とは絶対にキスするな”

事あるごとにこの言葉を繰り返し、私の頭に強く印象づけてくるので、ラストのルンルンとマルトのキスにはものすごく強い意志やお互いを求め合う気持ちの強さを感じた。

これ以上ロマンチックで切なくて上手な終わり方はあるのだろうか💔、となかなか寝付けない夜になりました😔💤

このレビューはネタバレを含みます

You can live with meって私も言われたいな〜!!最後のロマンチック展開ですべてがどうでもいい!これがいい!!

でも最近、台北に住んでて大学院で村上春樹研究してる台湾人の男の子に「僕の家にきて一緒に住みませんか?家賃は無料です!」って言われてて、ちょっと心が揺らいでる。お父さんが社長だからお金持ちで家族用のマンションに1人で暮らしているらしい。私の方は本当にお金がないから、何も考えずに行ってどうにかこうにか甘え倒してヒモになる??一緒に授業受けましょう!って言われて、たのしそうだな〜って想像がふくらんでる💭ついに国外逃亡するのかわたし!?

あの男の子どっかで見たことあるな〜って思ったら『台北の朝、僕は恋をする』の不動産屋のドラ息子みたいな人じゃん!顔変わってなさすぎんか??😳
>|