からし

オペラ座 血の喝采のからしのネタバレレビュー・内容・結末

オペラ座 血の喝采(1988年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

つまらなくはないが、主人公のベティをはじめ登場人物の行動が突飛すぎて脚本が破綻気味な映画

とある劇団で「マクベス」の公演稽古中に1人の主演女優が癇癪をおこし道路に飛び出したところ、車に轢かれてしまう
そこで若手女優であったベティを代役にたてることとなる。その公演中人が殺害されていたり巨大なライトが落下したりとハプニングが続くのだが、ベティは最後までやり遂げ絶賛される
しかし、公演中に起こったこの殺人ははじまりにすぎず、ベティを拘束しDVDのパッケージのように瞬きさせぬように針を取り付け見せつけるかのように周りの人間を続々と殺害していくという内容

なぜか、ベティは襲われてもなかなか警察に行かなかったり、拘束後針ではなく口元のガムテープから剥がしたり、ベティは周りの人間が数人殺されているのに刑事の顔を確認せず家に入れ、家が停電になっても刑事はどっか行ったままだし、犯人のあぶり出し方が「カラスは仲間が殺されると殺した犯人を覚えていて襲いかかる」というもので突飛すぎて最初は頭の回転が付いて行かなかった
なぜか、人が殺される時にはロックがBGMになるのも謎だった

最初から期待せずB級映画としてみれば突っ込みどころはめちゃめちゃあるもののそこそこ面白い映画だったように感じる
からし

からし