光源氏の誕生から藤壺との恋、須磨への隠匿、そして京に戻るまでを描く
先日見た「新源氏物語」とかなり似てる、前半はほとんど同じ流れ、それにプラスして後半淡路の上のエピソードって感じ
調べてみると淡路の上って原作にはないみたいね、ある意味こっちの方が「新」ぽいのかもしれない
意外なことに源氏物語の初映像化作品らしい、大映創立10周年記念映画とかで豪華なキャストもさることながら、衣装代などかなりの巨額を注ぎ込んだ大作らしい、衣装の華やかさなんかはカラーで見たかったかなと少し
長谷川一夫の光源氏は年齢的に違和感感じるシーンもあるけど様にはなっている、「ああそう」「どうしたの」とか言葉遣いが凄いそれっぽい
木暮実千代は美人は美人だけど後年のイメージ強いからかいまいち、東山千栄子がやってる役のほうがイメージって感じ
京マチ子は後半からの登場、平安的な美女がよく似合います
乙葉信子は可憐で健気でかわいらしく好演、あとは朧月夜の長谷川裕見子も活発で開放的で凄い魅力的だった
個人的には「新源氏物語」より良かったと思う、うまく言えないけどなんかそれっぽい雰囲気かなと、出演者にしてもこっちのほうが生き生きしてる気がする