しましま

ローレライのしましまのレビュー・感想・評価

ローレライ(2005年製作の映画)
3.5
「ローレライは、あなたが望む終戦のためには歌わない」

原作は福井晴敏先生の「終戦のローレライ」。亡国のイージスと並んでの大ファン。
太平洋戦争末期、あるべき終戦の形をもたらそうとする海軍大佐と、その要となるローレライシステムを巡る陰謀と運命に翻弄される若者2人を中心とした将兵たちの姿を描く。

あの長編小説を2時間ほどの映画によくまとめたなぁと。もちろん登場人物のバックボーンの掘り下げなんてのはどうしても薄くなってしまうけどそれはもう仕方ない。
戦闘シーンは迫力があったし、戦争映画にしては重すぎず(軽くもないけど)、ローレライシステムも小説では視覚的にいまいち分かりにくかったから、映像化されたお陰で理解。