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にあんちゃんののすのレビュー・感想・評価

にあんちゃん(1959年製作の映画)
4.2
終わらない貧乏生活の中で泥だらけになっても健気に生きようとする人々。どんな場所でもいいから四人で一緒に住みたいという子供の切実な想いが切ない。家庭のために学校に行けない子供たちが当たり前にいた時代…赤痢、在日朝鮮人たちの存在、炭鉱産業の衰退、数々の問題。日常的なストライキのシーンはド迫力。北林谷栄演じるばぁさんがアイゴアイゴ…ってずっと言ってるのが印象的なのと小沢昭一の素晴らしいバイプレイヤーっぷりが見れる。やっぱり今村昌平みを感じるけど、まだ暖かい方の視点だと思った。
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