今やアベンジャーズで共に有名になったジェレミーレナーとアンソニーマッキーの、若かりし頃の熱い共演だと思うとなんだかホッコリ。
ジェレミーレナーなんかこの頃からツンデレキャラ確立してたと思うとニヤニヤしちゃう。
ドキュメントタッチの近視点からの映像は、乾いた空気や、砂埃、顔に止まるハエ、防爆服の中で吹き出る汗などの細部のリアリティを描き出し、異常かつ過酷な戦地の状況を伝えてくれる。
かといって、主人公たちのオン/オフの切り替えや、友情形成の過程、もともとのアメリカ人っぽい性格のおかげで重たくなり過ぎてない。
ただ、後半のジェームズが極端に無鉄砲になり過ぎてしまって、ちょっとついていけなかった。人間爆弾の衝撃がそれだけに大きいということか。
戦争は麻薬というプロローグからの、ラストシーンへの持って行き方も綺麗。