ハート・ロッカーのクリスのレビュー・感想・評価

2010年アカデミー賞で「アバター」を抑えて作品賞を受賞したことで話題になった映画。
「war is a drug」という印象的なフレーズから始まる映画は、イラク戦争中の危険物処理班を描いたものだけど、なぜ戦争はドラッグになりうるのかという根本的な問いの答えは特に描かれていない。
観る人に答えを委ねているんだろうけど、もう少しその動機に関する部分が描かれていてもよかったと思った。
映像としては最初の爆弾が爆発するシーンで砂が舞い上がる美しさと場面の残酷さでレベルが高いと思った。