「春が、2階から落ちてきた」
この冒頭で、すぐに心を掴まれた。
名言だらけの、大好きな作品。
正しさとは?
という究極な難題を、突きつけられた。
父と母が春を産んだことは、正しかったのか、正しくなかったのか。
泉水が企んだことは、春のしたことは、正しいのか、正しくないのか。
わたしは正直、泉水に春を止めてほしかった。正しくないと思ったから。
だけど、泉水は春に言うんだ、他の誰かや裁判官がお前が悪いと言ってもお前は悪くないんだと。
それで気づいた。
正しさなんて、本当はどこにも存在していないこと。そして一人一人に、究極の正しさとは?を問われている気がする....あぁ伊坂幸太郎ずるいなぁ(笑)
「神様に聞いたら、自分で考えろって声が聞こえた」
その通りだと思った。
北村匠海、11年前でこの可愛さか..!天使!(笑)