劇場の中での時間経過と、鑑賞側の時間経過が同じ作りという。
だから、当然試合部分も美味しいシーンだけ切り取ったりせず、最初から最後まできっちりと映される。
しかも、その試合にだれた部分は一切なく、こちらは八百長がかかってると分かってるから、ハラハラしながらの鑑賞になった。
ラストのジーンと「試合に勝った」と語り合うシーンは美しい。
家族が、「昔の日本映画で、これとよく似たボクシング映画を観た事がある」と話していたが、間違いなく家族が観たその映画は、この作品のパクリか、オマージュだろうなー。
だって、ものすごくウェットな作品で、役者が日本人になっても違和感ないもん。