薪

罠の薪のレビュー・感想・評価

(1949年製作の映画)
4.0
単純にウェットなメロドラマ、ではなくて、観客の異様な盛り上がりや、試合後の寂寥感あふれる路地裏、人っ子一人いないボクシング会場、もしくはヒロインが街を彷徨うシーンなど、細部が異常に豊か。狭苦しい控え室でロバート・ライアンが鏡を覗き込むショットも印象深い。
薪