クリブスさんの映画レビュー・感想・評価

クリブス

クリブス

2018年ベスト
①寝ても覚めても
②ニューヨーク ジャクソンハイツへようこそ
③ハン・ソロ
④グレイテスト・ショーマン
⑤バルバラ セーヌの黒いバラ
⑥レディ・バード
⑦きみの鳥はうたえる
⑧それから
⑨ウインド・リバー

映画(512)
ドラマ(0)

召使(1963年製作の映画)

4.4

このルックの統一具合がまず堪らないが、カットを割らないことで緊張感を持続させ、舞台装置となる家の空間性を演出するのも見事としか言いようがない。
悪夢的ラストは衝撃的。

「女の小箱」より 夫が見た(1964年製作の映画)

3.6

シネスコにも関わらず画面の半分を障害物で隠すし、そんなところにカメラを置くかという場面も多い。
若尾文子が初めて田宮の車に乗った時にベートーベンがかかる不気味さ。

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.7

ロングのショット、シンメトリーな構図といった審美的な部分はありつつも、映画のテンションを決して停滞させないようアクションを繋ぐのが上手い。落下の反復もここぞという時に来るのでアガる。
黒と赤の対比と言
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グレート・ウォリアーズ/欲望の剣(1985年製作の映画)

4.5

クソほど面白い。王子と王女が馬に乗って行くシーンなんかはぎこちない展開だな、と思っているとまさか、首吊り死体の下で永遠の愛を誓いキスさせるためとは!
火をつけたり爆発させたり雷を落としたり犬の肉を投げ
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.4

ガガとブラッドリー・クーパーの出会いがただの切り返しではなく、ガガがカウンターに横になり見つめる、それをクロースアップで撮るってのがまず良い。その後2人が夜のスーパーに行くわけだけれど、これはガガの手>>続きを読む

戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)

4.2

序盤の水兵たちが銃殺されるかどうかの場面で普通にハラハラした。階段の虐殺のシーンで、顔が見えず(影は映る)一挙手一投足が統一された兵隊が機械のようで強烈。

ストライキ(1925年製作の映画)

4.3

画面を覆う群衆の動きから動く絵を撮る喜びが伝わってくる、と偉そうに言うのもなんだけど、とにかく圧倒的な運動量だ。そして次のカットが全く予測できない。屠殺される牛、吊るされる猫、落とされる赤ん坊。

エルム街の悪夢(1984年製作の映画)

4.1

基本的に下に降りることが不吉な前兆になっている。
現実と悪夢の交錯も見事で、特に学校の教室に死体袋が現れ、生徒の様子が明らかにおかしくなり、廊下に落ち葉が…なんて連続は素晴らしい。ジョニーデップはデビ
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こうのとり、たちずさんで(1991年製作の映画)

4.2

あのテレビカメラ、強烈なカメラ目線はアンゲロプロスらしくなく異彩を放っているし、ラストはなんだアレ。川を隔てた結婚式、川沿いの電柱のショット、こんなに驚きと迫力に溢れたシーンは見たことがないどうかして>>続きを読む

コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.9

海と俊の2人のためにカルチェラタンや水沼が存在するし、2人のために乗り物はやってくるから凄い。夜の街で列車をバックに告白するシーンが一番グッときた。

ワイルド・ストーム(2018年製作の映画)

3.0

ほどほどに楽しんだけど、味方だと思ってた人物が実は敵だったシーンとか全然物足りないというか。前にコレッド=セラはジャケットのボタンを外す仕草1つで敵意を演出したりしてたから、やっぱ格が違うんだよなぁ。

女が階段を上る時(1960年製作の映画)

3.7

成瀬にしてはそこまで…って感じだったが、終盤の列車のシーン、森雅之と窓の外の夜景が映るショットは最高ー。成瀬の映画って絶対ここで終わるってとこで終わる。

(1949年製作の映画)

4.0

単純にウェットなメロドラマ、ではなくて、観客の異様な盛り上がりや、試合後の寂寥感あふれる路地裏、人っ子一人いないボクシング会場、もしくはヒロインが街を彷徨うシーンなど、細部が異常に豊か。狭苦しい控え室>>続きを読む

悪の力(1948年製作の映画)

3.7

ヒロインが信じられないくらいカワイイ。最初に部屋に入ってきた時から絶対モブキャラじゃないと思った。

その男を逃すな(1951年製作の映画)

3.5

冒頭の母親、相棒とのやりとりでジョン・ガーフィールドの情けなさを演出するムダのなさ。強盗の後のプールのシーンも面白かっただけに、籠城してからが少し物足らなく感じてしまった。

浮雲(1955年製作の映画)

4.6

全体を貫く悲壮さに胸が締め付けられる。この世のものとは思えない。

乱れ雲(1967年製作の映画)

3.9

事故現場や死体を探す船、宿に飛び込む救急車を目撃してしまう司葉子と反対に、加山雄三と司葉子を目撃するタクシー運転手や十和田湖の男たち、成瀬の遺作である本作でも視線の演出が徹底されている。2人が出会った>>続きを読む

祇園囃子(1953年製作の映画)

4.2

木暮実千代の色っぽさが良い。京都の狭い路地や屋内を、時に簾や柵越しに切り取っていく。相変わらず、生きるのは辛いナァという厳しい映画だけど。

恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

3.0

トラックの物々しいデザインは良いんだけれど、単純に見せ場が少ない。しかもそのうちの一つは障害物を破壊するだけってのもどうか。トラックが走り出すまでの段取りも退屈。

ショッカー(1989年製作の映画)

3.6

最初はよくある殺人鬼ものかと思ったけど、途中からの展開は荒唐無稽すぎてビビる。実験的。テレビが最初は不気味なものとして登場しながらラストはコメディになる。殺人鬼が電気椅子にかけられる前の、電気椅子の周>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

2.0

もったいぶってるだけで全く面白くない。驚きがない。途中退場すれば良かった。

ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

4.2

異様なシャッター街を歩いて廃墟に入ってミュージカルが始まるあのセクション最強。屋上から見える街灯と縦に伸びる道路も相当ヤバい。

ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ(2015年製作の映画)

3.7

歩行者が1人死んで抗議したらニューヨーク初の減速区域が出来たと誇らしげに語る集会や、レストランで音量を下げてくれと頼んだら無視された差別だと叫ぶトランスジェンダーの人とか、色んな意味で多様性を感じる。>>続きを読む

マーシュランド(2014年製作の映画)

3.6

形式的な切り返しが無いだけで全然ノレる。車のバックライトに照らし出される女性がまるで幽霊のようでかなり怖かった。

コックファイター(1974年製作の映画)

3.8

陽光に照らされる草木の緑や川面がひたすらに美しい。撮影はアルメンドロス。

ランド・オブ・ザ・デッド(2005年製作の映画)

4.1

時折強度の強いショットが挟まれるのが面白い。アイデアも豊富だけれどもゾンビがゾンビに驚くというシーンは初めて見た。

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.2

国境へ向かうシーンで砂埃が舞って視界が不良になる演出は緊張感を創出する点でとても良かった。ただ、マフィアに入る少年の視点は削っても良かったような気がする。

レディ アサシン(2007年製作の映画)

4.0

アーシア・アルジェントの混乱をまるで具現化したようなカオスな悪夢的香港のシーンが素晴らしい。
チョイ役でキム・ゴードンが出てるのを確認。

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