クリブスさんの映画レビュー・感想・評価

クリブス

クリブス

2017年ベスト
①希望のかなた
②マリアンヌ
③パターソン
④ジェーン・ドゥの解剖
⑤女神の見えざる手
⑥マンチェスター・バイ・ザ・シー
⑦パーソナル・ショッパー
⑧エル ELLE
⑨昼顔

映画(438)
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刑事マディガン(1967年製作の映画)

3.7

とにかく色んなところに行って、色んな奴が出て来る。

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.5

扉を使った驚きのある演出が2回あり、銃撃戦の突拍子もなさや簡潔さも良い。ラストの死化粧にも驚かされたし、現代の西部劇として面白かった。

クロッシング(2009年製作の映画)

4.0

文字通り闇を映す撮影が素晴らしく、特にリチャード・ギアが娼婦のアパートを出た後の、側道を奥まで収めたショットが完璧。なかなかカットを割らないショットの連続と突発的な暴力シーンの対比。

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.0

後半の高低差やガラスだったり光/影を使ったアクションは面白いけれど、全体的に緊張感のあるシーンがブツ切れで活劇としては物足らない感じ。

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.7

幕開け直後に雨に濡れた夜の路面が登場し、(ローキーの画面が続いた後)ハン・ソロが光を差し込むことによって逃走劇が始まる、といった序盤の出だしがまず良い。
そして老獪な兵士であるハレルソンが登場し、雪上
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メーヌ・オセアン(1985年製作の映画)

3.7

メーヌオセアン号の赤い座席、それと対比した青のセーターで現れるリディア・フェルドが良い。ラストの浜辺のロケーションも良い。あざといほど乗り物が出てくる。

万引き家族(2018年製作の映画)

2.7

花火の音を聞くシーンやスイミーの話をするシーンに俯瞰ショットが用いられるけど、印象に残ったのはそのくらい。万引きのシーンにもっとアイデアが欲しいし、松岡茉優の仕事の下りも中途半端な感じがした。

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

4.3

陽光を捕らえ続けるアルメンドロスの撮影の素晴らしさが、半端ない。

レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

4.0

一話目の、あの夜の暗さ、ラストの朝焼け、その前の内側からの切り返し。
(二話目以降は街中に移るのが少し違和感…面白いけど…)

それから(2017年製作の映画)

3.7

時系列は交差するけど回想はなく、微妙な反復が笑いになる。
あの大仰な音楽の使い方はちょっとゴダール『軽蔑』っぽいなと思った。

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.5

"土地"の映画であるから、橋や壁や建物といった景観を映すショットが積み重ねられていく。シアーシャ・ローナンの叫び声や黒板/ノートに書くこと・携帯電話の開閉など、音の使い方が素晴らしい。
プールとその水
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野獣の青春(1963年製作の映画)

4.0

面白い。冒頭の流れるようなワケのわからなさは笑ってしまう。

ミュンヘン(2005年製作の映画)

3.6

必ずと言って良いほど雨に濡れた路面が出てくる暗殺シーンは素晴らしいが、それと同じくらいウジウジするのが微妙。セックスと回想をカットバックするのもイマイチだ

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.0

コピー機や印刷機へのこだわり、風に舞う新聞紙といったあたりはスピルバーグらしい楽しさがある。

トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.2

フラッシュバックとかマクガフィンの顛末とかどうも説明的だし、冒頭のパブでの会話を始めとしてフレーミングやカット割りが不安定すぎる感じもしてちょっとノリきれなかった。

親不孝通り(1958年製作の映画)

4.0

フランス映画やアメリカ映画を想起してしまうような、ヘンな映画だ。やはりあのススキの原っぱが不気味で、溝口の『山椒大夫』を彷彿とする美しさがあり、加えてカメラが一人称視点に切り替わったりするため恐怖さえ>>続きを読む

東京の瞳(1958年製作の映画)

2.9

素敵なロングショットが2,3あって嬉しくなった。

エレクション 死の報復(2006年製作の映画)

4.4

前作より圧倒的に面白い。棺桶を盗んで逃走とか、人を突き落とす螺旋階段とか、荒唐無稽なアイデアだけで映画が進んでいく。釣りシーンでのサイモン・ヤムの笑顔を始めとしてなんとなく北野武っぽい。

エレニの旅(2004年製作の映画)

4.5

まず、冒頭の村が凄まじい。ただっぴろい空間に家が散在しているだけで、エレニの家をロングで捉えると後ろにはくっきりと地平線が広がっている。これが中盤になると水平線になっている。なぜなら村が水没するから、>>続きを読む

小さな泥棒(1988年製作の映画)

4.0

物を盗むことによって人との関係を切ってきたシャルロットが、ラストでは「盗み」によって人とのつながりを取り返すというのが感動的。これが単純に彼女の更生が描かれるとなると途端につまらなくなると思う。

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.3

俳優が素人だからか、とにかく人物がよく動く。訓練シーンでは寝坊させたり無理矢理アラームを鳴らしてまで動きを創出しようとする。こうした行動が扉を閉める動作でカットされるといった一貫性も良い。
ところが、
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

2.7

卵、窓を伝わる水滴、漏れ出る水、緑の服が赤に変わり赤いライトで照らされる等々、視覚的な要素が散見されるものの、性のメタファーとしていくらなんでも安易すぎる。ま、この分かりやすさこそが「賞」を獲った所以>>続きを読む

フォーカス(2015年製作の映画)

3.3

前半はとても面白く見た。スリをアメリカが撮るとここまで荒唐無稽で陽性なのかと。ところが後半は心理によるのでイマイチ盛り上がりに欠ける。やっぱり全編通してウィル・スミスとマーゴット・ロビーのドラマが弱い>>続きを読む

夏時間の庭(2008年製作の映画)

3.9

冒頭の、明るく青々とした光で照らされていた家が、祖母の喪失の後では夕陽に照らされ影をまとい、ラストでは若者が集い再度明るい光で満たされる。終盤の移動撮影が素晴らしく、これまでの雰囲気とかけ離れたヒップ>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.7

視覚的なディテールの多さに驚く。屋上で風に揺れるシーツと海岸で風になびくストール、2人で並んで酒を分かつことが心の打ち解けを示し、文字通り泥を被り汚れることがヒュー・ジャックマンの原点回帰の契機となる>>続きを読む

断絶(1971年製作の映画)

3.9

自動車、長く続いた道、移動、全く心理的ではない徹頭徹尾一貫した性格、この要素が揃って映画にならないわけがない。

恐怖省(1944年製作の映画)

4.5

一瞬で祭りが静寂に包まれた瞬間から、夜の列車、盲人、降霊会といかがわしいシークエンスがラングのバキバキに陰影の効いた画面と伴に提示され鳥肌が立った。中盤以降は不条理感こそ薄まるけれども、ラストの光と闇>>続きを読む

マンハント(2018年製作の映画)

2.9

下手な映画5本分くらいの密度だ。チャン・ハンユーと福山雅治の共闘シーンは痺れたけど、ここで終わって欲しいというところから30分くらいあってかなり長く感じた。

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