青木

キング・オブ・コメディの青木のレビュー・感想・評価

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)
3.9
ジョーカーのパンフレットに書いてて見たい見たいと思ってやっと見た。

現実と妄想の間を彷徨うのがスコセッシ監督の作風やけどこれはなかなかひどい混ざり方。どこが現実で妄想かもうわからない。世の中なんて全て幻想で妄想という皮肉をいつも教えてくれる。

【追記】
シャッターアイランドでもそうだったけど、この狂人は正気なんじゃないだろうか?というセリフをぶっ込んでくる。
「ドン底で終わるより一夜の王になりたい」というパンプキンのセリフも、自分のこの狂った行動も自覚しているけどそれ以上に一夜だけコメディの王様になることを選ぶと言うふうに聴こえてめちゃくちゃ怖い。
あとたぶんお母さんいない。
青木

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