キング・オブ・コメディの作品情報・感想・評価

「キング・オブ・コメディ」に投稿された感想・評価

ぞえ

ぞえの感想・評価

3.9
ジョーカーの話から、ひとに勧められて。

今の自分が幻想なら、どうしようと思う、そんな作品。
東和樹

東和樹の感想・評価

3.8
純粋に行動力とポジティブな妄想は凄いと感じました。

最後のシーンが現実ならとてもハッピーエンドだが、妄想だとしたら考えるとゾッとします。

二面性のある映画でとても面白かったです。
【どん底で終わるより ひと晩だけでも キングになりたい!】

コメディアン志望の男が、有名コメディアンを誘拐して番組に出演するお話。

『ジョーカー』鑑賞前に観たかったこの作品をようやく鑑賞。

『ジョーカー』のデ・ニーロはこの作品のパプキン(名前を覚えられないくだりがしつこくも物悲しかった)なんじゃないの?というくらいの地続き感。
パプキンの空想か、現実か分からないくだりはまんま『ジョーカー』の主人公アーサーに受け継がれた様だった。
ウェイトレスの彼女も、アーサーが想いを寄せたマンションの住人の様。

観るからに物悲しそうなホアキン・フェニックスに対して、内面から憤りのなさを滲み出させる若かりしデ・ニーロの狂気。
妄想でも現実でも、ラストはパプキンにとってのハッピーエンドだったんじゃないだろうか。

映画は、一つの映画単体で観ても楽しめるけど、その映画の系譜を辿るとより深く楽しめるから面白いなぁ。
あや

あやの感想・評価

3.8
コメディアンに憧れてたルパートは、アメリカの超人気コメディアン・ジェリーと直接話すことができてから常軌を逸した行動に出るようになる


"どん底で終わるより一夜の王となって終わりたい"
『ジョーカー』からこの映画に行き着いたのですが、、面白かった!『ジョーカー』のアーサーと共通するのは孤独で、承認欲求が強い男である点かなと思った。

ルパートは好きな女の子に振り向いてほしくて、ジェリーが司会する番組に出ようとあの手この手でジェリーに近づこうとするのですが、そうしたルパートの行動を「怖い」と思う一方で、コメディーにも映っている。
『ジョーカー』のように、ラストもさまざまな解釈があるような余白を残す感じがすき。
小太り

小太りの感想・評価

3.6
主役の狂気が伝わる映画。

最後までは「大丈夫かこいつ?」状態だけど、最後のジョークシーンで、悲しい過去が見えるのが切ない。

ジョーカーにかなり引用されている。
OKWR

OKWRの感想・評価

-
自分には才能があるのに他人に認められていない、無根拠な自信家の巻き起こすブラックコメディに恐怖しかない。
とにかく自分のやりたいことを突き通す行動力だけは褒めたいけど、現実なら絶対に関わりたくないと思わせるロバート・デ・ニーロの狂気じみた演技が圧巻。
ホアキン版ジョーカーでのオマージュでより評価が高まったように思います。
みち

みちの感想・評価

4.5
──ドン底で終わるより、一夜の王になりたい。


妄想なのか現実なのか、わからなくなっていくのが怖かった。あまりに「普通でない」行動を(妄想だろう)と思って見ていたら現実だったり、その逆であったり。

途中から、成功しようともがく主人公ではなく、成功している彼の憧れの対象がファンに付き纏われ、苦悩する姿の方に同情してしまった。憧れる側は自己中で、憧れられる側は苦労するよなあ、と。

そうやって主人公から気持ちが離れていったはずなのに、最後の方で不意に引き戻された。ああそうか、君はそういう境遇だから、人前で一発見せつけてやりたい、自分を認めてもらいたいと、狂おしいほどに思ったのだね、と急に強い共感が湧いてきた。映画なのだから、しでかしたことの是非はここでは言わない。ただ、最初から最後まで、なんで真っ直ぐな気持ちを貫き通した男だろうと、気持ちが入ってしまって、それでつい、最後のシーンが現実であったらなあと、願ってしまった。

いろんな意味でこわい映画だ。
主人公は現実と妄想の区別がついていて妄想の世界に逃げていると思いました

悲劇を喜劇として語って笑い飛ばしたいというのが印象的でした
名前を覚えてもらえないのが悲しかったです

ラストは現実だと思いたいです
Mac

Macの感想・評価

3.1

このレビューはネタバレを含みます

ジョーカー鑑賞後に。

駆け出しコメディアンのロバート・デニーロが、売れっ子コメディアンに迷惑なぐらいに売り込みをかけ、しまいには彼を誘拐するお話。

「売れっ子コメディアンと仲がいい」妄想や、「トーク番組に出演する」妄想ばかりが映し出され、彼が努力する姿(バーや劇場でお客を笑わせる)がなかったのがイライラした。

だから、「実はコメディアンとしての実力は0で、スベりまくる」ってなオチを想像していた。が、ラスト、観客に受けていた。

ただ、ラスト10分ぐらいも、主人公の妄想とも解釈できる。そうであってほしい。
yky

ykyの感想・評価

3.7
名声欲と自己承認欲を持ったコメディアンが自分が尊敬するコメディアンを利用して一夜の夢を成し遂げようとする

妄執的な物語としては、タクシードライバーのB-SIDE
狂気の発現は様々な形をしていて、本作ではコメディという緊張を持って描かれる
また男女による狂気の方向性が異なって、男は権力、女は愛情というのはとてもステレオタイプを感じる
メディアと人間の関係を描く物語としては現在としては手垢がつき過ぎてるけど、メディアスターが出始めた当時としては新しかったのかも
どこまでが彼の妄想か、鑑賞者の判断によって評価が分かれそう
アメリカのスタンダップコメディが理解できない私からすると、ネタのアリナシがわからないのでそこでも評価違うのかな?
映画史的には観ておいて損はないけど、好きではない
そんな印象
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