うりぼう

キング・オブ・コメディのうりぼうのレビュー・感想・評価

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)
3.5
「ジョーカー」の副読本として鑑賞。
やはり名作。
「いつか自分の才能が(誰かに)見出されるはず」という独りよがりな妄想を持つ人には怖くて見てられない作品。
「タクシードライバー」と続けて見ると、普通の映画なら終わっているはずのところからさらに「ひょんなことから社会に好意的に受け取られてハッピーエンド」というラストになっていて、そのへんのスコセッシのひねりが「ジョーカー」に通じると思う。「どん底で生き続けるより、一夜の王になりたい」というセリフも影響を感じる。
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