たかや

裏切り者のたかやのレビュー・感想・評価

裏切り者(2000年製作の映画)
5.0
泣いた。大傑作。

扉、扉、扉。自宅の玄関。車のドア。事件現場の建物の扉。病院の扉。扉から入っては出て、そしてまた入る資格を失う。

やっと玄関の扉から入ることを許されたマーク・ウォールバーグが、また玄関から入ることができなくなったときの路地裏の黒を見てほしい。たまらん。
そして、車で覚悟する男たちに落とす影の黒。決まりまくってるにも程がある。

「私たちはいつだって二人きりだった。」という力強い母親の言葉に泣く。そして、彼と同じように少年が母親を抱きしめるのがズルい。
たかや

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