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地獄の戦線のmhのレビュー・感想・評価

地獄の戦線(1955年製作の映画)
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「最も勲章を受けた兵士」として一躍有名になったオーディ・マーフィーという兵士(のちにハリウッド俳優となる)のベストセラーになった自伝を、オーディ・マーフィー自身が演じる。なおかつ(時期的に)朝鮮戦争のプロパガンダ映画。
病弱な母と、幼い弟を抱えた幼少期からスタート。
長い軍歴をテンポよく見せていく。
火薬量の多さ、本物の戦車もこの映画の魅力のひとつ。
同僚に黒人はいないけど、チーフと呼ばれているネイティブアメリカンがいた。
数ある勲章のなかでも「名誉勲章(Medal of Honor)」というものが最高の栄誉らしくて、それを受勲してエンドだった。
オーディ・マーフィーはまず「最も勲章を受けた兵士」として全国的な有名人となり、ジェームスキャグニーに見初められてハリウッドで西部劇に出演するようになる。
この映画に出演したときは、すでにハリウッドスターとなっていたようだ。
なので、正しくは「あのスターの兵士だったころ」という前提のもとで成り立ってる話。普通の戦争映画のつもりで見てるとちょっと戸惑うかもしれない。というか、おれは戸惑った。
「勇者の赤いバッジ」がコケたあとのこれが当時のユニバーサル映画で最大のヒット作となるんだから、映画というのはよくわからんよね。
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