あつお

食べて、祈って、恋をしてのあつおのネタバレレビュー・内容・結末

食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

人生のその瞬間を楽しむ作品。
主人公リズは、典型的なキャリアウーマン。仕事も恋も順調で、人生にこれ以上の幸せは無い、と思っていた。しかし、どこか満たされない思いが募る。もしかしたら、リズは他人が描く幸福像を思い求めていたのかもしれない。自分が求める幸福に、平穏な生活や子供は存在しなかった。離婚を決意したリズはイタリア、インドを訪れる。そこで出会う自由な人々。自分と向き合う宗教観。今までの自分を捨てた旅の途中で、リズは様々な価値観に触れる。他人に依存依存せずに、ひたすら自分と向き合い続けるリズ。精神的に成長していくリズの元に、新たな恋が…
人間はどうしても目の前の幸福を追い求めてしまうもの。他人が羨む生活を追い求めてしまうもの。しかし、本当に自分が求めるものを追求するのは大変なもの。自分の信念以外が全てノイズとなり、欲望に目がくらみ、本当の満足感は得られない。
時には様々な価値観に触れることが大切だと思える作品でした。
あつお

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